capriccioso.

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お昼近くなり、2人でお風呂。
狭いバスタブに2人で密着して浸かりつつ予定を組む。

『ご飯の前に少しだけ街歩きたいな』
「イルミネーションでも見に行く？」
『行く！』
「ふは、レストランの近くにイルミネーションあるから行こうぜ」
『やったぁ〜』
「だは、きゃわい」

2人でお風呂上がってドライヤーし合って、大希にダラダラしてもらいながらメイク。
レストランでしょ？ちょっとドレッシーにしたいなぁ。
ワインレッドのスカートに黒のシースルー感のあるブラウス、チェスターコートとショルダーウォレット。
髪は緩く巻いて、アクセサリーも女の子らしい揺れるやつ。
靴はローヒールのブーティにしよっと。
リビングに戻れば、目があった大希の動きが止まった。

「…やべ」
『え？』
「いや、何でもねぇ。…俺も家寄ってい？流石にadidasじゃやべーべ」
『寄る？いいよ』
「んじゃ行くか」

ブーティを履いて玄関先の鏡で全身チェック。
してたら、大希に急にキスされた。
そして、カシャっとシャッター音。

『え、何』
「誤作動？」
『嘘ついてるー』
「ついてねーよ」

さっさと歩き出す大希を小走りに追いかけて、腕を絡める。
わ、デートっぽーい。
まともなデートなんてしてないしな。
大希も満更でもなさそうに歩いてる。
でもすぐに着いちゃう大希んち。
上がり込んでタバコを吸いながら、大希のお着替え待ち。

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