温室娘と貴公子さん (ページ10)

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好みページ10

貴方side

『い、いっぱいある…』

シュウさんに連れられてやってきたフレンドリショップ。
もちろん私たちの食料も調達したんだけど、問題はここからだった。

シュウ「ポケモンたちも好みがあるからね」

ポケモンフーズのコーナーには所狭しと色んな種類のものが並んでいた。
この間出会ったヒノアラシはもちろん、長年の付き合いであるエーフィの好みすら分からない…。

お母さんがポケモンたちのお世話してるところ、もっと見ておけばよかった…。

『…なんか頭痛くなってきた……』

とりあえずいくつか手に取ってみたが違いがよくわからない。

シュウさんがポケモンたちは置いていくって言ったからヒノアラシたちを置いてきたけど、連れて来ればよかった……。

悩む私を見てシュウさんが助け舟を出してくれた。

シュウ「ヒノアラシはまだ幼そうだったからこの辺りだと思うよ。エーフィは……エスパータイプ用のものでいいんじゃないか？」

テキパキと私に数種類のフーズを渡してきたシュウさん。
やっぱりこれまでの経験の違いだな…。

『ありがとうございます。次に来る時までにヒノアラシたちの好みはちゃんと確認します！』

シュウ「そうだな」

シュウさんに手渡されたポケモンフーズを購入してお店を出た。

まだまだ学ぶことは多そうだ。