私は《遊んでる》らしい。【阿部亮平】 (ページ33)

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『ん・・・・・、？』

ぼやける視界に見えたのは白い天井、

ここ、どこ、そう思った瞬間に

sk「A起きたあああ！！！！」

nb「おい！！大丈夫か！！俺のこと分かるか！！！」

fk「これ何本に見える！？見えるか！？？」

『うるさ・・・・・』

耳がキーンってなるほど騒いでいる三人には全く気にも止めずに、舘がそっとここが病院であることを告げてくれた

じわじわと自分がした酷いことを思い出して、

その申し訳なさに黙っていると

何かを察したのか照が気にしてねーよ、と言ってくれた

その一言で心がかなり救われたようだった

ab「A・・・」

mm「阿部くんたち、昨日パニックになった俺を助けてくれて

夜中もずっといてくれたんだよ」

『そうだ・・・、昨日の夜あれから、』

なんで私が病院にいるのか、

走馬灯のように昨日の出来事が脳内を駆け巡って

また形容しがたい恐怖が全身を包み込み、ガタガタ震えてくる

mm「A、落ち着けって、」

『れ、ん、ごめん、昨日、

こうじ、康二が・・・、！！！！』

ab「A、向井君なら、大丈夫、

安心して、落ち着いて、彼は何もしないから、」

ふわっと優しい香りが鼻を掠めて

阿部ちゃんの腕の中に包まれる

それだけで、不思議と体の震えは収まっていった

mm「俺たちは、もう全部聞いた

Aは、、どうしたい？」

正直、全部聞くのは怖い

人間を信じられなくなりそうで

心のどこかで、まだ夢であってほしいと願っていた

出会って間もないけど、康二がそんなことするような人には到底思えなかったから

でも、

早くこれを終わらせるためにも、

『私は、大丈夫、

聞きたい、何があったのか、』