*歌い手短編集*

天月*20秒先へ* ページ4

side貴方




今日は何もない、平凡な日。
何もなくてひまだったから、ヘッドホンを付け
ラジオを聞いて居た。









ジッ……ジジッ…


いきなり耳元からノイズが聞こえた。
まさか壊れた？そう思いながら、ヘッドホンを
取ろうとすると、
耳にノイズ混じりな言葉が流れてきた。





「非常…ジジッ……残念なジッこと…ジッ…すが、本日…ジジッ地球…ジッ…終わ……ジジッ…ます。」





と、聞こえた。
……この声、聞いたことあるぞ？確かー……
どっかの国の大統領だったきが…する。
……悪戯か？





よくこれに乗ったな大統領←
でも、泣いていたような気がする____






*







窓の外には大きな鳥で埋め尽くされ三日月を
飲み込んでいるように見えたり、渋滞している様にも見える。




机の上も鳥達と同じ様になっている。
やりかけてたゲームはセーブしてないし
ほぼ手が付いて居ない参考書。



____非常に残念なことですが、本日地球は終わります____


ふと、思い出した言葉。
これが頭の中でリピートしてる。

本当に、終わっちゃうの？
もし、本当だとしたら、



家族とか、友達とか、好きな____






天月が死んじゃう……？




それはやだ！
震える体をいなす様にすぐにヘッドホンをした。




不明なアーティスト項目のタイトル不明のナンバーが途端に耳元に流れ出した。







《生き残りたいでしょう？》





________________
ちょー中途半端。
ヘッドホンアクター…いいっすよね！ね？
てか、きすまーくって何？
キスをマークすんの？！((

アホの坂田*花言葉*→←luz、啼かない狗

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