〜ユールの祝福〜 ページ34
ソーマ「とりあえず、プレゼントを開けてみろよ」
ソーマさんに言われて、プレゼントの1つを手に取る。
…差出人はレオナ先輩だ。
『………わぁ』
どう見ても高そうな髪飾りが出てきた。
翡翠色の宝石に、銀色の花と月のモチーフがついている髪止めだ。
グリム「おぉ〜！！キラキラしてるんだゾ〜！！」
『レオナ先輩の瞳と同じ色の宝石だね…』
翡翠色…レオナ先輩の目を思い出すな。
ホリデー後にお礼言わないと。
ソーマ「そりゃ独占欲が強い様だな…ソイツは」
『え？』
グリム「こっちのは…ラギーからだゾ！」
『本当だ…あれ、写真も入ってる』
グリム君が持つ封筒に入っていたのはラギー先輩と…地元の子供たちと映っている写真だ。
獣耳がラギー先輩と同じ耳なので、ハイエナの子供だろう。
そして、もう1つ入っていたのは猫のモチーフがついたヘアピンだ。
『猫だ、可愛いな』
グリム「ここってラギーの故郷か？…て、あの鞄の中身全部空っぽだゾ」
ホリデーに持って帰ったあの食料、本当に全部食べたんだな。
この写真、アルバムでもあれば仕舞えるんだが…今は無いので封筒にしまっておこう。
で、お次は……ジャック君から小さい箱が2つ。
私だけではなく、グリム君にもある。
グリム「おっ、オレ様にもあるゾ！この大魔法士グリム様に対しての貢ぎ物か〜？」
『あのジャック君がそんな事考える訳ないでしょ……これは、サボテン？』
2つの箱から出てきたのは小さなサボテンが2つ…と、手紙も入っていた。
髪飾りから変化球だな…。
『‥‥“花が咲きやすいサボテンで、育て方も簡単だからグリムでも育てられるぞ。
これはシュトレンの返しであって深い意味はねぇからな“…だって』
ソーマ「ツンデレだな」
グリム「何だ、食い物じゃねぇのか…」
『こら、送ってくれた事は大事だよ』
手紙にはサボテンの育て方が事細かく書かれている…こういう所も真面目だな。
マジカメのIDを知っていれば、花が咲いたら写真を送りたいが…聞いておけばよかったな。
ソーマ「……サボテン全般の花言葉を知っているか？」
『え？花言葉何てあるんですか？』
ソーマ「……マフラーを差し出すあの赤毛の子と言い、サボテンと言い……
分かっているのか、分かっていないのか」
『はい？』
ソーマ「いや、知らない方がいいだろう。忘れてくれ」
そう言い、頭を撫でられる。何なんだ？本当に…。
『…これは、リドル先輩とケイト先輩だ』
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ALICE(プロフ) - ちりさん» オリジナル部分はメインに介入しすぎないか、たびたび不安になりますが感情を乗せて読んでいただけたならば幸いでとてもうれしいです！度々のオリジナル要素が増え続けるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 (2020年9月24日 17時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ブルーフェザーさん» 5章のメインストーリー楽しみにしていただきありがとうございます！迅速であげさせていただきましたので、楽しんでいただければ幸いです！今後ともよろしくお願いいたします (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ゆゆさん» 返信遅くなり申し訳ありません！一気読み大変なのに、ありがとうございます！これからも頑張って行きます！ (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 五章ずっっっっっっと待っていましたぁ!!!!今度はどんなお話の展開になるか楽しみです!!!番外編も本編も楽しみにしています!!!! (2020年9月14日 21時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - キタキタキタァァァ！！！五章楽しみです！！！更新ワクワクしながら待ってます！！！ (2020年9月14日 20時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月31日 23時
