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第三章 76_嫌な奴等 ページ43

アズール「当たり前でしょう。
机の下から丸見えでしたよ、そのフサフサの尻尾がね。

どうやら君たちは契約書を盗もうとしていたようですが……実は、僕以外が触れると電流が流れる仕組みになっているんです。残念でしたね」

エース「そ、そこまでするか!?」

アズール「言ったでしょう?僕の契約書は絶対に破くことは出来ないと」



それがハッタリだと信じて、ここまで着て確認したけど…。
電流を受けた皆の反応は確かなものだった。




だと考えれば、やっぱりこの人の契約書は__。







__レオナ【どれほど優秀な魔法士でも、魔法は無限に使えない。
だから、アズールの“黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)”がずっと無敵であり続けることなんて、それこそ“絶対に”あり得ないんだよ】___






…‥……………いいや、まだある。
ラギー先輩だって、その場限りのハッタリだという可能性も言っていた。


まだ、この契約書には…アズール先輩の能力には欠点があるはずだ。



フロイド「何で結果が分かりきってんのに挑んで来んの?」

ジェイド「クスッ。フロイド。そんなに笑ってしまってはかわいそうですよ。
彼らなりに、無い知恵を絞って頑張っているんですから。フフフッ」




嫌な挑発だ。本当に。




アズール「大事なものを盗もうとする悪い子にはお仕置が必要ですね」
ジェイド「二度とこんなことを考えないようにしっかりと躾けなくては」
フロイド「順番に絞めたげるからねぇ」




完全に舐めている。
いや、昨日私達にした事を考えれば、彼らが余裕になるのだってわかる。

というより、最初から余裕だったのだろう。


私達みたいな1年坊たち一瞬でカモに出来る。
そう考えているんだろうな。




フロイド「小エビちゃん、怖い顔しちゃって〜また溺れさせよう〜か?」
ジェイド「フフッ、水の恐怖は十分に味わったと思いますが?」
『えぇ、もう十分すぎるくらい』
フロイド「エヘヘ〜そっか、また遊ぶ?」
『いえ、結構です』



チェ〜と、残念そうな顔を浮かべるフロイド先輩と、薄気味悪くほほ笑むジェイド先輩。




アズール「2人からお話は聞きましたよ。
カナヅチであるのに珊瑚の海へ行って、溺れかけた…と。
妖精に好かれる体質でよかったですね…。

ですが、またセルキー族が助けるとはこちらも予想外でした」




眼鏡を押し上げ、彼はニヤリと口角を上げる。

第三章 77_悪党として勝ってやる→←第三章 75_電撃の罠



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作品ジャンル:恋愛
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ALICE(プロフ) - sannkayouさん» ご指摘ありがとうございます!修正いたしました。 (2022年7月3日 13時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
sannkayou - 第六幕の3章57で『ナイトレイブンカレッジ』が『ナイトオブカレッジ』になっています。 (2022年6月2日 16時) (レス) @page22 id: 9daed769cc (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 麗さん» 32.37とも修正させて頂きました!!何度も誤字に関するご指摘下さりありがとうございます! (2021年2月28日 2時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 37ページ 頭)があるんだろ ) は不要ではないでしょうか? (2021年2月27日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 32ページ 何であいつ着てんの とありますが 来てんの ではないでしょうか? (2021年2月27日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月21日 18時

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