第三章 61＿魔法薬、まずっ！？ ページ26
レオナ「それに、お前のソレは……魔法と同じ、永遠と使えるもんじゃねぇ。わかるな？」
『た、体力の限界…ですよね』
レオナ「分かっているなら良い」
そういい、レオナ先輩が体を放してくれた。
え？もしかしてアドバイスくれた？
ポカンとしていると、またグイッと引っ張られる。
引っ張ったのはラギー先輩だった。
ラギー「じゃー、俺かも一個」
『え？』
ラギー「アズール君は戦略的な意味で注意ッスけど……戦闘的な意味で言えば、リーチ兄弟には要注意ッスよ」
『リーチ兄弟？どうして…』
ラギー「ほら、ほら、ジャック君が呼んでるッスよ〜」
私の背中をグイグイと押すラギー先輩。
不審に思いつつ、私はお礼だけ言い、入り口で待つジャック君の元へ走った。
レオナ「やけに優しいなぁ？ラギー」
ラギー「嫌だな〜レオナさんに比べちゃまだマシッスよ〜……怪我、しないと良いッスね」
レオナ「………ふん」
＊＊＊＊＊
___________鏡の間
エース君達をつれたグリム君と合流し、私達は鏡の間へ。
デュース「このアズールがくれた魔法薬、本当に水の中で呼吸が出来るようになるのか？」
ジャック「疑ってても仕方がねぇ。とりあえず飲んでみるしかねぇだろ」
エース「んじゃ、せーのでいきますか」
『…そうだね』
エース「いくぞ…せーの！」
エース君の掛け声と共に、私達全員はその魔法薬を飲んだ。
そして、皆で目を見開く。
デュース「ウッ……こ、これは……」
グリム「うげぇぇ〜〜干しガエルと腐ったキノコを混ぜたみたいな味がするんだゾ！」
ジャック「どんな例えだ。食ったことあんのか、それ。確かに…凄い味だが」
『…うっ、す……た、うっ』
エ＾ス「言葉になってねぇーぞ、A…うぇ」
その魔法薬は吐き気が伴う程、不味い。
何だ、この生臭さ、そして苦さ、最悪だ……一刻も早く水が飲みたい。
エース「魔法薬のマズさってわりと深刻な問題だと思うんだけど、何で大人はみんな放っとくんだろーね…………うっぷ」
デュース「味より効き目が大切なんだろ。
ん……なんだ？少し、息苦しくなってきた……っ！？」
ジャック「肺が水中呼吸に対応してきたってことか？」
エース「はぁ、はぁ……やべ、ホントに苦しくなってきた。早く海ん中行こーよ！」
皆、呼吸がしづらくなってきた。
魚が陸へ上がる時、こんな苦しさを感じるのだろうか…。
ジャック「闇の鏡よ！俺たちを珊瑚の海へ導きたまえ！」
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ALICE(プロフ) - sannkayouさん» ご指摘ありがとうございます！修正いたしました。 (2022年7月3日 13時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
sannkayou - 第六幕の3章57で『ナイトレイブンカレッジ』が『ナイトオブカレッジ』になっています。 (2022年6月2日 16時) (レス) @page22 id: 9daed769cc (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 麗さん» 32.37とも修正させて頂きました！！何度も誤字に関するご指摘下さりありがとうございます！ (2021年2月28日 2時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 37ページ 頭)があるんだろ ) は不要ではないでしょうか？ (2021年2月27日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 32ページ 何であいつ着てんの とありますが 来てんの ではないでしょうか？ (2021年2月27日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月21日 18時
