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第六章64_白い学園では… ページ17

NO SIDE


 
メラリー「……“渡し守”。相変わらず乱暴ね」



ロイヤルソードアカデミーの校舎と対する場所にあるナイトレイブンカレッジ。その惨状を見つめながら、ロイヤルソードアカデミー側も動揺に包まれていた。
それを見ながらメラリーは足下にあるキャリーバッグを引きずり、長い廊下を歩き出す。



校舎内の騒がしい生徒の声と小鳥の囀りと共に、ガラガラとローラーの回る音が廊下に響く。


ネージュ「メラリー!」



すると、背後から駆け脚の足音と共にネージュが彼女の元へ近づいてきた。



メラリー「ネージュ、どうしたの」
ネージュ「どうしたのって、ナイトレイブンカレッジが……て、その大荷物どこかにいくの?」
メラリー「ええ。暫く戻れないわ」
ネージュ「えぇ!?じゅ、授業はどうするの!?」
メラリー「学園長には外泊届を出してるわ。ちょっと実家の都合でね」



面倒だけど、とぼやきながらオロオロするネージュに言うメラリー。
実家の都合、という言葉を聞き、「そっか」と寂しそうにつぶやく。



ネージュ「いつ戻れるか、分からないの?」
メラリー「ええ。私も見当がつかないわ。それじゃあ、元気でね」



冷たくそう言い、背を向け再び歩き出す。
ネージュが追いかけようとしたが、その前に「見送りは結構よ」と言い、速足になった。



ネージュ「…メラリー」



寂しそうに遠のく友人の背を見続けるネージュの声が廊下に静かに響いた。

第六章65_寒空の上の狩人→←第六章63_熱い頬を叩いて飛ぶ エペルSIDE



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時間の止まったリス - 6章の新しいお話が解禁になりましたね! 今月末にも新しい章が解禁になります(☜何の話するか忘れた)。5章のお話にあったように、就職活動お疲れ様です。次の更新まで首を長くして、でも適度に(語彙力がしにました)待ってます! (2022年3月4日 14時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ほんぽんさん» あけましておめでとうございます!ここまで読んでくださり、ありがとうございます!新年が始まり、作者自身も忙しくなり更新が出来ない時期が度々出てくるかもしれませんが、頑張って続けていきたいと考えています。これからも応援をよろしくお願いいたします! (2022年1月3日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ほんぽん - あけましておめでとうございます☀️ 昨日から新年が始まりましたね。作者様も、今年もお体に気をつけてお話を作ってくれたら嬉しいです。応援してます! (2022年1月2日 9時) (レス) @page8 id: 36b84f5ade (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2021年12月30日 22時

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