第六章15＿気分は憂鬱 ページ16
ASIDE
＿＿翌日
文化祭2日目。
VDCも終了していた為、今日はチームのメンバーも自由行動が認められた。
本来であれば、私もグリム君と共に皆で回ろうと考えていた……だけど、
エース「本当に、行かないのか？」
『…うん。今日は休ませてもらうよ』
デュース「そ、そうか…」
今朝方、ハーツラビュル寮の方へ戻った2人はリドル先輩に怒られはしたものの、私の状態を知っているからか、首をはねられずに済み、こうして文化祭を回ろうかと誘いに着てくれていた。
だけど、とてもじゃないけど行く気にも楽しめる気にもなれなくて、誘いを断った。
『2人は行ってきなよ。昨日はVDCで全然回れなかったんだから』
デュース「だ、だけど…」
『私は大丈夫だよ。ステラもいるし』
エース「……うっし、分かった。んじゃ、出店で美味いもん買って来るから、今日もオンボロ寮でパーティーと行こうぜ！合宿でヘルシーメニューばっか食わされたし、思いっきり炭水化物食ってやる！」
デュース「あ、あぁ。そうだな。色々買って来るよ」
落ち込む私を励まそうと明るく接してくれた2人は、オンボロ寮を出て、出店のスペースへと歩いて行った。
その様子を談話室の窓から見て、はぁと深い溜息をこぼす。
カチャッと、すぐ手前にステラがミルクティーを差し出してくれた。
ミルクの優しい香りと暖かさが手に伝わり、少しだけ心にゆとりが戻る。
『…私、グリムがいないとダメダメだね』
これだから子分は〜とグリム君の幻聴が聴こえてくる。
私の呟きに、目を伏せてフルフルと首を振り、隣に腰かけるステラ。
短い付き合いだけど、こうして傍にいてくれるだけで安心できる。
私にいつも、心の余裕があったのは、もしかしたらグリムが傍にいてくれたお陰かもしれない。
……いや、いつまでもウダウダしてたら駄目だ。
エース君やデュース君、ステラにだって心配をかけてしまう。
一生会えなくなると決まっているわけじゃない。
なら、私が出来る事は…待っていることだけなんだ。
その時、玄関の方からブザーの音が響いた。
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ナギサ(プロフ) - あ"〜……本当に主様やってくれますね。自分好きな言葉をいつもいつも小説に組み込んでくれている…超能力者ですか？？？ (11月25日 16時) (
レス) @page21 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません！誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです！一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします！ (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません！誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです！一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします！ (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 初コメ失礼します！素敵な作品に合うことができました・・・！お話もかなり続いていてすごいです！文もなんだか頭に入りやすくて！大きな誤字も無いので少しの誤字なら大丈夫ですよ！応援しています！好きなアニメの要素があって好きです！頑張ってください！！ (2021年11月2日 18時) (レス) @page40 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モモカ🌼さん» ありがとうございます！かなり長いシリーズですのに、それを毎日見て頂けてとても光栄です！今後とも更新頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2021年10月13日 21時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2021年9月24日 16時
