〈ツイステ〉 ねじれた世界の御伽噺 第十七幕

第五章242＿4年生の実習 ページ4

＿＿コロシアム 外





リドル「展示ブースでは、文化部を中心に作品の発表や物販が行われる。
4年生による研究や調査の成果が展示されているブースもあるから、興味があれば覗いてみるといい」

グリム「そういや、クルーウェルが文化祭には4年生が戻ってくるとか言ってたんだゾ。普段は学園で姿を見ねぇけど、どこにいるんだ？」


トレイ「4年制の魔法士養成学校なら、ほとんどの場合4年目は学外へ実習に出ることになる。俺も来年はどこかへ派遣されて、ごくたまにしか学園には戻ってこなくなるはずだ」



つまり、私の世界で言うとインターンみたいなものなか…。しかし、高校という枠組みでもうそんなことをするんだな……4年生、だからかな？



『来年は、トレイ先輩やケイト先輩も…』
トレイ「ハハッ、寂しくなるな」
『……そう、ですね』



それまで生きていれば…とは口が裂けても言えない。
寿命半年だからなぁ。

そんなこと露知らないトレイ先輩は、「俺のスイーツは今年中に食べておくんだな」と笑っている。



グリム「ほぇ〜……ジッシューって？どんなことするんだゾ？」

リドル「行政組織内にある特殊チームでの実習する人もいるし、遺跡の発掘や調査、古文書の解読など希望する人もいる」

『実習のレベル超えている気がするんですけど…一般のものはないんですか？』

リドル「もちろん、一般の魔法関連企業のインターンに出る場合もあるよ」

『行政組織内にある特殊チーム。色んな実習先があるんですねぇ』

トレイ「ああ、そういえばAは魔法がない世界から来たんだったか？それじゃあ馴染みがなくても仕方ないよな」

『そ、そうですね』



就職活動でインターンとかの体験はあるけど……魔法の世界でやるのような実習をやるわけがない。遺跡調査とか、古文書とか……あるのかな？


トレイ「ツイステッドワンダーランドの消防や警察組織には魔法士のみで編成されたチームがあるんだ」

『魔法士のみの？』

トレイ「あぁ。そのエリートチームの中でも一際優秀な魔法士を集め、様々な要請で特殊任務につくは、国際機関魔法機動隊(マジカルフォース)小さい頃から憧れているヤツが多いイメージだな」

『…国際機関魔法機動隊(マジカルフォース)』




教科書なんかでもよく登場していた名前だ。
国際機関とつくから相当な職業だと思っていたけど私たちの世界で言うなら、公務員…警察官みたいなものなのかな？

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