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第五章257_ドワーフ族 ページ19

ドミニク「すみません。彼が汚した制服のクリーニング代は私がお支払いしますから……」

生徒A「あったりまえだろ。つーか、どこの幼稚園生かと思ったら、よく見りゃお前ら、ロイヤルソードアカデミーの制服を着てやがるじゃねぇか」

グラン「幼稚園生だとぉ!?てやんでぃ!このオレ、グラン様は立派な高校生でぃ!ドワーフ族をナメんなよ!」

生徒C「へえ、ガキなら許してやろうと思ってたけど、それじゃ遠慮する必要ねぇな!」

生徒A「俺らの制服汚してくれたかわりに、お前等の白い制服を泥で汚してやるよ!」



ドワーフ族って…小人種の妖精か。ドワーフ鉱山と名があるように、山岳地帯にいる事が多い妖精だ。あの制服、ロイヤルソードアカデミーの生徒だったんだ。



トレイ「やれやれ、言った傍からこれか……」
『トレイ先輩がフラグをふるから…』
トレイ「だから俺のせいか? これ」
リドル「校内での私闘は、評決をとるまでもなく有罪だ。速やかに鎮圧する!」


眉間に皺を寄せたリドル先輩はマジカルペンを取り出し、前に出た。




リドル「【首をはねろ】(オフ・ウィズ・ユアヘッド)!」


「「「グワーーッ!!!」」」



リドル先輩がすぐさまユニーク魔法を出したお陰で、サバナクロー寮生の首に首輪がはめられた。文化祭始まったばかりなのに………自業自得だが。




リドル「まだ文化祭が始まって間もないというのに、早速騒ぎを起こすなんて。ハートの女王の法律以前の問題だ!!」

生徒A「ちくしょ〜……よりによってローズハートに見つかるなんて……」

リドル「ナイトレイブンカレッジの品格を貶めた罰だよ。暫くその首輪をつけたまま反省するがいい!」




フンと踵を返すリドル先輩。
すると、首輪をはめられた一人が「クソッ」と吐き捨て、近くにいたロイヤルソードアカデミーの生徒の一人に素手で殴りかかろうとした。



リドル「っ!危ない!」

グラン「ド、ドミニク!」



ドミニクという眼鏡をかけたドワーフ族の子にむけられる拳。リドル先輩やトレイ先輩が駆け寄るが、間に合わない距離…だが、




『往生際が悪い』




一歩前に出ていた私は、その生徒の間合いに入り込んで、膝裏を蹴り、躓かせる。




生徒B「痛でぇっ!?」
『暫く反省してなさい』




肩をガシッと掴み、その生徒の重みを利用して膝を相手の腹にめり込ませた。
「グハッ」という声と共に、その生徒は気絶しまったのか、動かなくなった。

第五章258_体術炸裂→←第五章256_大人げない



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ALICE(プロフ) - 波さん» 18章の方でもコメント下さりありがとうございます!頑張らせて頂きます! (2021年8月28日 0時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読ませて頂いています。ぜひこれからも頑張ってください (2021年8月26日 18時) (レス) id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - どんさん» ご期待に沿えず申し訳ありません。自分の手では作れないのでキャラメーカー様のものを使って作りたいとは考えているのですが、物語の途中から作成となるので、作っていいものか悩んでいる最中です。機会があれば、使用して作ってみたいとも考えております。 (2021年6月29日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
どん - 分かりました、更新頑張ってください応援してます (2021年6月29日 14時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - どんさん» イラスト描けないので、書いてないですね。すいません。 (2021年6月29日 11時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2021年6月11日 20時

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