第二章 37＿意味深な言葉 ページ47
エース「凄ぇ‥さっきまで嫌悪感バリバリだった奴が、A見た途端あれだよ」
ケイト「はぁ、Aちゃんがいてくれて良かったぁ」
デュース「と、とにかく、話をするのはAに任せた方が得策ですね」
エース「……てか、距離近くねぇ？あと、めっちゃ仲よさそうだし」
デュース「それは同意見だ」
ケイト「ここではジェラシー抑えて、抑えて〜」
背後で何か話しているけど、この際は無視だ。
一通りの事をジャック君に話す。
彼は最初怪訝そうな顔を浮かべたが、何か考えこむ。
『…その協力してくれないかな？』
ケイト「そーそ、これ以上、被害増やさない為にもさ」
ジャック「A、悪いが、俺は1人で何とか出来るし、お前らに守って貰う必要はねぇ」
『でも、1人でいると…』
ジャック「……いらねぇって言ってんだろ。それに……俺が狙われることは、多分……ない」
意味深めの言葉を発するジャック君。
それってどういう…と言葉を続けようとしたが、ポンと頭に手を置かれた。
ジャック「悪い……じゃあな」
そのままジャックくんは走っていってしまった
ケイト「あー、行っちゃった」
グリム「なんかぶっきらぼうでカンジ悪いヤツだったんだゾ」
エース「いやあの話の振り方じゃ、誰でもムッとするだろ」
グリム「ッカ〜ッ！人間ってヤツは話し方ひとつでいちいちめんどくせぇんだゾ！」
『デリカシーを学びなさい。本当に』
暴れるグリム君を抱える。
もう生徒に会う時毎度ホールドしないといけないのかこの子……リードでもつけるか。
ジャック君にも大して話が聞けなかったのに、帰るかと鏡の方へ戻ろうとした時、
ガシッと肩を掴まれた。痛みに顔を顰めつつ、振り向くとガタイがデカいサバナクロー寮生が3人ほど。
サバ寮1「ハーツラビュル寮のやつらじゃん」
サバ寮2「へへへっ！赤いお坊ちゃんのおとりまきかぁ〜！」
どう見ても歓迎してませんという感じ…というか、嘲笑られている。
『っ…い、痛いです。放して』
サバ寮3「俺達の縄張りにずかずか踏み込んできて無事に帰れると思ってねぇだろうなァ？」
デュース「このパターン…てか、Aが痛がっています。放してもらっていいですか」
エース「もう帰るんで！だからAを…」
サバ寮2「そんなこと言わずに遊んでけって！」
サバ寮1「へへへ！狩りごっこしようぜ！もちろん獲物はお前たちだ！」
ギリッと肩を掴まれる力が強まる。
第二章 38＿レオナ・キングスカラー→←第二章 36＿サバナクロー寮
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 386人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ALICE(プロフ) - ミツキさん» コメントありがとうございます！文章はまぁまぁ書けると思うんですが、作者は絵が大の苦手です！ましてツイステッドワンダーランドのように作画能力高い絵にはとても手が届きません！申し訳ありませんが、絵はご勘弁をお願いします…_(._.)_ (2020年11月29日 18時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - みう。さん» コメントありがとうございます！拙い文章ばかりなのにそんな事を言って頂けるのは光栄です！ですが、今の所本を作れるほど作者には余裕はございません…お言葉だけ嬉しく思います<(_ _)> (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - とっても面白いです。出来ればイラストを描いてください。 (2020年11月22日 22時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
みう。 - すっごくおもしろかったです！！もう本出して欲しいレベルで！(笑) 毎日読むのが楽しみになってます！ (2020年11月12日 8時) (レス) id: 54b4a4180f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 細かい修正指摘を下さりありがとうございます！修正いたしました！不備が目立ちますが今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月17日 2時
