検索窓
今日:5 hit、昨日:31 hit、合計:599,864 hit

第二章 36_サバナクロー寮 ページ46

__サバナクロー寮



デュース「おぉ〜。ここがサバナクロー寮か」



鏡を通り感じたのは乾いた空気。
ゴツゴツした岩で造られた寮に、広がる大自然。


グリム「ゴツゴツした岩みてぇな建物だ!あそこにあるでっけー骨、なんの骨だ?」
『本物なら洒落にならないから黙ろうか、グリム君』


ハートの国のように豪華で薔薇が美しいハーツラビュル寮とは打ってかわる、大自然。



エース「ウチの寮とは全然雰囲気が違うな」
ケイト「それなー。なんか、超野性味を感じるっていうか?もう空間そのものがワイルドだよね〜」


寮の生徒もジャック君みたいにスポーツ万能な子が多いと聞いていたけど、このワイルド感なら納得かも。



エース「で、ジャックだっけ?どんな奴なんスか?」
ケイト「褐色肌に銀髪。狼っぽい耳とフサフサの尻尾がトレードマークらしい」
グリム「おっ、あれじゃねーか?」


グリムが差した方向を見ると、庭で1人走っているジャック君がいた。



『あ、ジャック君だ』

ケイト「特徴ピッタリ、Aちゃんの言質つきで、ビンゴだね」

エース「っつーか、さっきの双子に引き続き、体デカっ!」

ケイト「あれは運動部がみんなスカウトしたがるわけだね」

デュース「あのたくましさは格闘技にも向いていそうだな」

『デュース君と同じ陸上部希望だよ』

デュース「え!?そうなのか!?」

『ともかく、話を聞きに行ってみよう……あれ?グリム君?』


いつの間にか足元にいたはずのグリム君がいなくなっている。



グリム「オイ、そこのツンツン頭」

ジャック「……あ?」

グリム「お前が悪い奴に狙われているかもしれねぇから、オレ様達が守ってやるんだゾ!
どうだ、嬉しいだろ!」

ジャック「何だ?てめーは。走り込みの邪魔すんじゃねぇよ」



あー、またこのパターンか。



ケイト「ちょっとちょっとグリちゃん、話しかけ方に問題がアリすぎでしょ!」



慌てて駆け寄り、グリム君の口を塞ぐ。
ジャック君は険しい顔を浮かべていたが、私の顔を見て、少し眉間のしわを解く。



『ご、ごめんね、走り込みの邪魔して』

ジャック「Aか…。コイツ等、いきなり何なんだ?この俺を守る、だと?」

『あーえっと、それは順を追って説明するから、取りあえず、私達の話を聞いて欲しいの』

ジャック「……話って」

第二章 37_意味深な言葉→←第二章 35_丸くなった女王



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (311 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
386人がお気に入り
設定タグ:ツイステッドワンダーランド , ツイステ , ゲーム沿い   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ALICE(プロフ) - ミツキさん» コメントありがとうございます!文章はまぁまぁ書けると思うんですが、作者は絵が大の苦手です!ましてツイステッドワンダーランドのように作画能力高い絵にはとても手が届きません!申し訳ありませんが、絵はご勘弁をお願いします…_(._.)_ (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - みう。さん» コメントありがとうございます!拙い文章ばかりなのにそんな事を言って頂けるのは光栄です!ですが、今の所本を作れるほど作者には余裕はございません…お言葉だけ嬉しく思います<(_ _)>  (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - とっても面白いです。出来ればイラストを描いてください。 (2020年11月22日 22時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
みう。 - すっごくおもしろかったです!!もう本出して欲しいレベルで!(笑) 毎日読むのが楽しみになってます! (2020年11月12日 8時) (レス) id: 54b4a4180f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 細かい修正指摘を下さりありがとうございます!修正いたしました!不備が目立ちますが今後ともよろしくお願いいたします!! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月17日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。