第一章 104_謎多き猫 ページ5
トレイ「……プッ、あはは!まさかあの冗談を真に受けて本当に入れる奴がいたなんて……あははは!」
リドル「…あは、あはは、そうだね。馬鹿だな、ボク………あはははっ!」
デュース「はは、不味すぎて笑えてきたな」
エース「つーか、これはもう笑うしかなくね?ははっ」
グリム「でも、なんかこれはこれで美味しい気がしてきたんだゾ!」
ケイト「あ、それわかるかも。案外悪くないよね」
『え、本気で言ってます?』
マロンタルトあんなに頬張っていたのに、これがいいのか?
まさか、グリムと同じ舌の持ち主?
トレイ「このタルトは甘くないから悪くない、だろ?」
ケイト「えっ?」
トレイ「お前、甘いもの嫌いだもんな」
『え!?そうだったんですか!?』
ケイト「えっ……トレイくん、何で知ってんの?俺、甘い物苦手なんて誰にも言ったことないんだけど」
トレイ「“ドゥードゥル・スート”を話のネタにするフリでよくケーキの味を変えさせるだろう?全然顔には出さないけど、もしかしたら甘い物が嫌いなのかなとずっと思ってた」
ケイト「あ〜……バレてたんだ?うわ、はっず……。
トレイ君、リドル君の件もそうだけどその“思ってたけど言わない”っての良くないと思うな〜、オレ」
トレイ「次の“なんでもない日”はキッシュも焼いてやるからな」
ケケイト「そりゃどーも。……ケーキ並みにフォトジェニックなやつにしてね」
普段ニコニコ笑っているのに、トレイ先輩にはケイト先輩も敵わないんだな。
?「ふんふふーん♪」
ふと、どこからか鼻歌が聞こえてきた。
チェーニャ「トレイのお菓子はいつ食べても絶品にゃあ〜」
リドル「チェーニャ!何でここに!?」
『い、いつの間に!?』
隣の席にちゃっかり座って、お菓子や紅茶を飲むチェーニャさんの存在に皆驚いた。
チェーニャ「ん?“なんでもない日”だからお祝いにきただけさ。おめでとう、リドル」
リドル「“なんでもない日”はハーツラビュル寮の伝統行事だ。君には関係ないだろう?」
チェーニャ「それはそっちの人たちも同じじゃにゃーの?」
グリム「あっ、オマエ!こないだ会ったニャアニャア喋る変なヤツ!」
『君も猫みたいなもんだよ、グリム君』
グリム「だから猫じゃニャー!……そういえば、結局オマエはどこの寮なんだゾ?」
あ、言われてみれば、寮の印である腕章をつけていないし、見た所私服だ。
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ALICE(プロフ) - ミツキさん» コメントありがとうございます!文章はまぁまぁ書けると思うんですが、作者は絵が大の苦手です!ましてツイステッドワンダーランドのように作画能力高い絵にはとても手が届きません!申し訳ありませんが、絵はご勘弁をお願いします…_(._.)_ (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - みう。さん» コメントありがとうございます!拙い文章ばかりなのにそんな事を言って頂けるのは光栄です!ですが、今の所本を作れるほど作者には余裕はございません…お言葉だけ嬉しく思います<(_ _)> (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - とっても面白いです。出来ればイラストを描いてください。 (2020年11月22日 22時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
みう。 - すっごくおもしろかったです!!もう本出して欲しいレベルで!(笑) 毎日読むのが楽しみになってます! (2020年11月12日 8時) (レス) id: 54b4a4180f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 細かい修正指摘を下さりありがとうございます!修正いたしました!不備が目立ちますが今後ともよろしくお願いいたします!! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月17日 2時