第一章 103＿しょっぱいタルト ページ4
エース「で、寮長の詫びタルトは結局どうなったの？」
リドル「ち、ちゃんと作ってきてるよ。これ。このイチゴのタルトは僕が作った」
リドル先輩がクロッシュが乗った皿をテーブルに置く。
そして、クロッシュをどけるとそこにはイチゴのタルトが作られていた。
『わぁ、おいしそうです！』
リドル「そ、そうかな？」
トレイ「形は不格好だが…イチゴの艶を出すナパージュを塗るひと手間もかけてるし、初めてにしては上出来じゃないか」
エース「はい、すかさず甘やかし入りました〜。ほっといて実食といきますか」
ケイト「あっ、レアなタルトの写メ撮るから切るのちょっと待って！」
切り分けようとするエース君を止め、ケータイで写真を撮るケイト先輩。
エース「んじゃ、いただきまーす…パクッ」
グリム「はぐっ！」
デュース「…ん！？」
『……っ！？』
「「こ、これは……！？」」
食べた私達の反応にドキドキとしているリドル先輩。
そして、次に出た一言は皆そろった。
「「「「「『しょっぱい！！』」」」」
リドル「えぇっ！？」
エース「何だ、こりゃ！？めちゃくちゃしょっぱい！何入れたらこうなるワケ！？」
『っ…さ、砂糖と塩を間違えた、とか？』
リドル「そ、そんなわけない！厳密に材料を量って、ルール通りに作ったんだ。
そんな間違いないはず……あっ！もしかして……オイスターソースを入れたから？」
オイスターソース？何だか聞き覚えあるぞ、その材料。
デュース「……もしかしてクローバー先輩が冗談で言ったセイウチ印の？」
リドル「だってトレイが昔、レシピには載ってないけど美味しいタルトには絶対隠し味でオイスターソースが入ってるって……」
エース「オエッ、んなわけねーだろ！ちょっと考えれば嘘だってわかるでしょーが！」
いや、エース君も信じていたと思うけど…。
しかし、甘く酸味がある苺としょっぱく辛いオイスターソース、
それがタルト生地に合わさって……うぅ、す、凄い…味の大暴走だな。
ケイト「しかもこれ、隠し味って量のしょっぱさじゃないよね。どんだけ沢山入れたの？」
リドル「だ、だって適量とか言われてもわからないだろう？何cc使うのか正確に教えておいてくれないと…」
『いや真面目』
何�佞辰董蝶里�に料理において大事だけど。
まさか、あんなデタラメをずっと信じていたのか、純粋とは怖いな。
すると、むせていたトレイ先輩が口を開けて、笑い出した。
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ALICE(プロフ) - ミツキさん» コメントありがとうございます！文章はまぁまぁ書けると思うんですが、作者は絵が大の苦手です！ましてツイステッドワンダーランドのように作画能力高い絵にはとても手が届きません！申し訳ありませんが、絵はご勘弁をお願いします…_(._.)_ (2020年11月29日 18時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - みう。さん» コメントありがとうございます！拙い文章ばかりなのにそんな事を言って頂けるのは光栄です！ですが、今の所本を作れるほど作者には余裕はございません…お言葉だけ嬉しく思います<(_ _)> (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - とっても面白いです。出来ればイラストを描いてください。 (2020年11月22日 22時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
みう。 - すっごくおもしろかったです！！もう本出して欲しいレベルで！(笑) 毎日読むのが楽しみになってます！ (2020年11月12日 8時) (レス) id: 54b4a4180f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 細かい修正指摘を下さりありがとうございます！修正いたしました！不備が目立ちますが今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月17日 2時
