第二章 18_白蜜結晶 ページ28
『多分、誰も必要じゃないと思えば行ったと思います。
けど、名前を呼んで探してくれる人がいるから、待っている人がいたから…私はまだ、此処にいます。その…元の世界に帰る方法を探してくれている学園長には、申し訳ないと思いますが」
クロウリー「…いいえ」
学園長は私の頭に手を置いた。
クロウリー「私は貴女の入学を認めました。
その瞬間から、貴方はこの学園の生徒であり、私が守るべき大切な教え子何です。
自分何かが‥と引け目をとらず、貴方にはもう必要としてくれる存在がすぐ隣にいる筈です。
貴方が、あちら側に行かず、本当に良かった」
『……ありがとうございます』
エース「たく、そーいう事は俺等に言えよ」
『だって課題してたから』
デュース「そっちじゃない!攫われそうになった事だ!」
デコピンされ、その部分を抑える。その衝撃でもう1つの出来事を思い出し、懐からあの石を取り出した。
『これ、その時に渡されたんです』
クロウリー「渡された?」
『ドリューを追い払ってくれた白いローブの男性から貰った物なんですけど…。学園の人、ですか?』
クロウリー「白いローブ…うーん、ナイトオブカレッジのローブは黒という決まりです。
白いローブを羽織る人は…見た事がありませんね」
『でも、クロウリーに見せればいいって言われたので…多分学園長の知り合いじゃないかと』
クロウリー「……ちょっと失礼」
学園長はその石を手に取った。
クロウリー「恐らくこれは【
魔法石に
エース「何で蜂蜜酒?」
クロウリー「ご存じありませんか?蜂蜜酒には、生命の力と知恵が宿ると云われるとってもありがたい物何ですよ。まぁ、あなた方にはまだわかりませんか」
オホホホと笑う学園長に若干イラっとする。
当然だ、未成年なんだから。
クロウリー「この結晶があれば、妖精の精神的な攻撃から身を護る事が出来ます」
『精神的な攻撃?』
クロウリー「ドリュアスに導かれたのならば感じたでしょう。
彼らの甘い言葉を。どんな強い意思を持とうとも、あれに逆らう事はかなりの力がいります。
これを持っていれば、自然的にそれを防ぐことが出来るんです。
希少価値が高く、非常に有能な魔導士でなければ作り上げる事が出来ない結晶何ですよ」
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ALICE(プロフ) - ミツキさん» コメントありがとうございます!文章はまぁまぁ書けると思うんですが、作者は絵が大の苦手です!ましてツイステッドワンダーランドのように作画能力高い絵にはとても手が届きません!申し訳ありませんが、絵はご勘弁をお願いします…_(._.)_ (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - みう。さん» コメントありがとうございます!拙い文章ばかりなのにそんな事を言って頂けるのは光栄です!ですが、今の所本を作れるほど作者には余裕はございません…お言葉だけ嬉しく思います<(_ _)> (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - とっても面白いです。出来ればイラストを描いてください。 (2020年11月22日 22時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
みう。 - すっごくおもしろかったです!!もう本出して欲しいレベルで!(笑) 毎日読むのが楽しみになってます! (2020年11月12日 8時) (レス) id: 54b4a4180f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 細かい修正指摘を下さりありがとうございます!修正いたしました!不備が目立ちますが今後ともよろしくお願いいたします!! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月17日 2時