第二章 7＿不思議な才能？ ページ16
『やっぱり、普通じゃないんですね』
クルーウェル「妖精や精霊には人間を好む類もいるが、こう寛大に受け入れる類は早々いない」
【寛大にとは言い様ね
Aからはおいしそうな匂いがするから気に入ってるのよ】
『お、おいしそう…？』
それは誉め言葉なのかな？
クルーウェル「こいつらの様にこの学園内には、火の妖精、水の妖精などの多くが存在している。学内の空調を操っているのが、火の妖精だ」
ドリアードをじっと見る。彼らは木の精霊だから、髪の毛が緑なのか…。もしかして火の妖精も髪色が赤色とか？流石に単純すぎないか…。
クルーウェル「妖精の力がなく、ゴーグル無しにコイツ等を見るには、魔力の資質を高める必要がある。その実技は殆どが二年生の科目に属されている。一年の内に見えている生徒がいるとは、今年は意外と豊作かもしれないな」
『そう、なんですか…』
頭の上に乗っていた白い毛玉の子を抱え直すと、ドリューが私の目の前に浮かんできた。
【長居する気は無いわ。
ただ、この間の事、謝りに来ただけだから。
気が変わったらいつでも呼んでね、勿論アイツがいない時に】
『…は、はぁ』
【可愛いAの為なら
私達いつでも力を貸してあげる。
学びの時間以外でも、木々があるところで困ったことがあったら、私達を呼んでね】
チュッと、私の額にキスを落とし、ドリアードは消えていった。
何時の間にか抱えていた子もいなくなっている。
ジャック「消えた、みたいだな」
『う、うん…。そういえば、ジャック君、ゴーグルしてないのに見えてたけど』
ジャック「…あ、そういえばなんでだ？」
クルーウェル「ジャック・ハウルはAに触れたから、一時的に見えるようになっただけだ。妖精や精霊に加護を受ける人間に触れたら、短時間だが彼らの姿を見る事が出来る。邪な考えを持っていなければ、な」
そういえば、倒れた私に手を差し伸べてくれたんだっけ…。
「ところで」、とクルーウェル先生が私を見た。
クルーウェル「妖精や精霊に気に入られるのは、協力してくれる分、魔法が無いお前には良い事かもしれないな。だが、奴らは新しい物に目がない。気に入ったものは手の中に収めたい性分だ。あの手この手で唆し、自分達の国へ連れ込むという事例もある。
見えやすい分、それには気を付けろ」
『…は、はい』
物騒だな、本当に…。
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ALICE(プロフ) - ミツキさん» コメントありがとうございます！文章はまぁまぁ書けると思うんですが、作者は絵が大の苦手です！ましてツイステッドワンダーランドのように作画能力高い絵にはとても手が届きません！申し訳ありませんが、絵はご勘弁をお願いします…_(._.)_ (2020年11月29日 18時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - みう。さん» コメントありがとうございます！拙い文章ばかりなのにそんな事を言って頂けるのは光栄です！ですが、今の所本を作れるほど作者には余裕はございません…お言葉だけ嬉しく思います<(_ _)> (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - とっても面白いです。出来ればイラストを描いてください。 (2020年11月22日 22時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
みう。 - すっごくおもしろかったです！！もう本出して欲しいレベルで！(笑) 毎日読むのが楽しみになってます！ (2020年11月12日 8時) (レス) id: 54b4a4180f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 細かい修正指摘を下さりありがとうございます！修正いたしました！不備が目立ちますが今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月17日 2時
