〈ツイステ〉ねじれた世界の御伽噺第二幕 (ページ32)

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第一章 81＿Riddle Over blot ページ32

リドル「くっ……首をはねろ！
首をはねろったら！何でトランプしか出てこないんだよぉ！」

トレイ「リドル、もうやめろ。これ以上はお前が孤立していくだけだ！みんなの顔を見てみろ！」

寮生「ほ、本気でやる気だったのかよ…」
寮生「流石にやり過ぎだろ…」
寮生「バ、バケモノだ……」

ハーツラビュル寮が恐れを抱いた目でリドル先輩を見ている。

リドル「は……？トレイに魔法を上書きされた？
僕の魔法よりキミの魔法のほうが優れてるってこと？」

トレイ「そんな事あるわけないだろ！リドル、一旦落ち着いて話を聞け」

リドル「君も僕が間違ってるって言いたいの？

ずっと厳しいルールを守って頑張ってきたのに！

いっぱいいっぱい我慢したのに！

僕は……僕は……信じないぞ！！！！！」

＿＿＿ズキッ

また痛くなった。今度は鋭い痛み、徐々に強くなってきている。

『っ…ぅ、ぐっ…っぅ』
グリム「A！？ま、また胸痛ぇのか！？」
デュース「A！しっかりしろ！！！」

＿＿ズキッ、ズッキン

『な、何で…こんなに………っ』

【ごめんなさい… ごめんなさいお母さま】

『っ！？……まさか、これって……』

怒り狂い、今にも泣きそうなリドル先輩を見た。

『リドル先輩の声………‥じゃあ、この痛みは』

リドル先輩の痛み？

クロウリー「いけませんローズハートくん！
それ以上魔法を使えば、魔法石が“ブロット”に染まりきってしまう！」

リドル【僕は……僕こそが!!!

絶対、絶対

正しいんだーーー!!】

トレイ「リドルー！！！」

トレイ先輩は彼の名前を呼んだ。
それがリドル先輩に届く事はなかった。

インクの様なものが垂れる音が脳裏に響いた。

＿＿＿ピチャンッ

薔薇のように赤い魔法石が__黒に染まった。

＿＿一瞬だ。

黒い“影”の様なものがリドル先輩を包み込んだ。

それが晴れた時、彼の姿は…変化していた。

邪悪な悍ましいオーラを見に纏い、姿も寮服から禍々しいものに変わった。

リドル【ククク……ハハハハハ！！

　僕に逆らう愚か者ども。そんな奴らは僕の世界にはいらない。

　僕の世界では僕こそが法律。僕こそが世界のルールだ！

　返事は『はい、リドル様』以外許さない！】