第一章 34＿返事は「はい、寮長」 ページ35
リドル「君がオンボロ寮の監督生で、この学園初めての女子生徒の新入生だね」
あれ？意識向けるの、私なの？勘弁してください…。
『ご、御挨拶遅れました…き、霧島Aです』
リドル「僕はハーツラビュル寮、寮長、リドル・ローズハートだ」
『よ、よろしくお願いします』
グリム「ふなﾞっ！？コイツ、入学式でオレ様に変な首輪をつけたヤツなんだゾ！」
リドル「人のユニーク魔法を“変な首輪”呼ばわりするのやめてくれないかな。
全く学園長も甘いな…ルールを破った人間は、皆首を刎ねてしまえばいいのに」
可愛い顔をして、何て恐ろしい事をサラリと……とは、口が裂けても言えない。
リドル「学園長は君達を許したようだけど次に規律違反をしたらこの僕が許さないよ」
『…ちゅ、注意して、過ごさせてもらいます』
リドル「うん、分かっているならば、よろしい」
寮のルールだけでなく学校ルール破っている所を見られたら…えげつないな。
エース「あのー、ところで寮長、この首輪って……外して貰えたりしませんかね？」
このタイミングで言うんだ、エース君。
君のポジティブシンキング凄いよ。
リドル「反省しているようなら外してあげようかと思ったけど、先ほどの発言からして君に反省の色があるようには見えないな。暫くそれを付けて過ごすといい」
身もふたもない事をさらりと…‥エース君、顔色悪くなってるし。
『あ、あの…でも、魔法養成学校ですし…魔法が使えないと、授業が成り立たないのでは』
リドル「心配しなくても、1年生の序盤は魔法の実践より基礎を学ぶ座学が中心だ。魔法が使えなければ昨日のような騒ぎも起こさなくて、ちょうど良いだろう？」
『…あ、確かに』
エース「おい！！納得するな！」
ハッ、しまった。つい、肯定してしまった。
昨日の騒ぎを思い出してしまったから…口が緩くなった。
リドル「さあ、昼食を食べたらダラダラしゃべってないで早く次の授業の支度を。ハートの女王の法律 第271条【昼食後は15分以内に席を立たなければならない】
ルール違反は……おわかりだね？」
そんな細かいルールまであるのか…タルトより深刻だな。
エース「はぁ、また変なルール……」
リドル「返事は、“はい、寮長”！」
「「はい、寮長！」」
リドル先輩に威圧され、エース君、デュース君はそう返事をする。
満足そうに頷くリドル先輩。
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ALICE(プロフ) - 麗さん» 細かなご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました！！ (2021年2月28日 2時) (
レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 40ページ 買主 ではなく 飼い主 ではないでしょうか?? (2021年2月26日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 修正させて頂きました！ご指摘の程、ありがとうございます！ (2020年9月13日 0時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 真紅の暴君編38で精製が清々になってました (2020年9月12日 23時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜日沙霧(プロフ) - グリムぅぅぅぅぅぅぅ邪魔すんなああああああああ (2020年8月2日 18時) (レス) id: 3481591f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月14日 1時
