第一章 18＿授業その2 魔法史 ページ19
＿＿教室 『2限目 魔法史』
場所は移動して、1年A組。2限目は魔法史、つまり魔法の歴史の授業だ。
これは凄い興味がある。元々歴史は好きだったし。
教室に入ってきた先生は、さっきのクルーウェル先生と違って厳格そうな先生だった。
トレイン「私は魔法史の授業を担当する、トレインだ。此方は使い魔のルチウス。
君達には、この世界に繁栄をもたらしてきた魔法についての歴史を学んで貰う。私はレポートだけでなく授業態度でも評価を行うぞ。居眠りは許さない」
トレイン先生の腕の中にいた使い魔のルチウスがに″ゃ〜と鳴く。
あんな猫でも使い魔なのか…。
『猫だけどグリム君みたいに喋れないし…炎が出てないんだ』
トレイン「それは使い魔によって能力が違うからだ」
ポツリと呟いた言葉にトレイン先生が答えてくれる。
クルーウェル先生といい、学園長と言い…急に会話に混じるの止めて欲しいな。
トレイン「使い魔の歴史についても今後ふれていく。ちゃんとノートを取っておくように」
『は、はい』
トレイン「では、まずテキスト15ページを開いて。
ドワーフ鉱山で宝石の発掘中に発見された魔法石についてだが……」
ルチウス「オﾞァ〜」
雑談を許す隙も無く、授業が始まる。
もう早速眠そうなグリム君とエース君を見ながら、ノートをとっていく。
トレイン「この世紀の発見により魔法エネルギーは広く世界に知られる事となり、この年は魔法元年と呼ばれ……」
ルチウス「オﾞァ〜〜ファッ」
授業はとても面白いし、勉強になる……けど。
なんでルチウス君は鳴き声を上げるのか…いや、ルチウスちゃんか？
エース「ふぁ〜……眠っ」
デュース「おぉ〜ドワーフ鉱山で…おぁ〜魔法エネルギーが…」
『デュース君、間違った覚え方だよ、それ』
グリム「う‟〜もっとバーンって魔法使える授業がいいんだゾ〜」
何事もまずは基礎から。基礎を知らない私達にいきなり魔法を使わせる訳にもいかないのだろう。特にお調子者のグリム君みたいなタイプは。
エース「…うわぁ、A、もうノート半分以上使ってるし」
デュース「ほ、本当だ…凄いな、先生の話を聞きながら書いているのか…」
グリム「何か、難しい文字ばっかで、目痛くなるんだゾ」
『え？普通じゃないの？』
そういうと、３人にはジトッとした目で見つめられた。
あれ？どうしてかな？
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ALICE(プロフ) - 麗さん» 細かなご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました！！ (2021年2月28日 2時) (
レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 40ページ 買主 ではなく 飼い主 ではないでしょうか?? (2021年2月26日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 修正させて頂きました！ご指摘の程、ありがとうございます！ (2020年9月13日 0時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 真紅の暴君編38で精製が清々になってました (2020年9月12日 23時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜日沙霧(プロフ) - グリムぅぅぅぅぅぅぅ邪魔すんなああああああああ (2020年8月2日 18時) (レス) id: 3481591f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月14日 1時
