序幕 26_ドワーフ鉱山へ ページ28
グリム「…ぃ、おい!聞いてるのか!」
『っ!…あ、はい!?』
エース「何ボーッとしてんの?家の中、何のねーからもう鉱山行こうぜ」
『は、はい…そ、うですね……』
デュース「どこか具合が悪いのか?ボーッとしているが」
『……いえ、大丈夫です。行きましょう』
家の中には手がかりになるようなものも無かったので、そのまま鉱山へ向かった。
**
__ドワーフ鉱山 鉱山入り口
鉱山入り口に到着してみる。やっぱり中は真っ暗だ。
グリム「ビ、ビビッてなんか…ね、ねーんだぞ!」
『何も言っていませんけど』
グリム「オレ様が隊長だ!お前ら、ついてくるんだゾ!」
妙な強がりを見せるグリム君を先頭にし、私達は炭鉱の中へ入った。
__ドワーフ鉱山 内部
『このキラキラした奴は魔法石じゃないんですね』
エース「それは只の石だよ。大体、魔法石がこんな簡単に壁に生えてる訳ねーだろ」
『そうなんですか?』
エース「そうなんだよ…てか、お前魔法使えないから魔法石自体見た事ねーんだっけ?」
『はい』
エース「‥………ほんと、調子狂うな」
居心地悪そうにしているエースさんを見て首を傾げる。
そんな会話の途中、デュースさんが静かにしろ、と声を掛けてきた。
エース「何だよ」
デュース「…何か、いる!」
『何かって…トカゲとか?』
グリム「びゃ!?」
グリム君が声を上げて、私に飛びついてきた。咄嗟に抱え、悲鳴を上げた原因を見る。
それはオンボロ寮にもいるお化け達だった。
ゴーストA「ヒーッヒヒ!10年ぶりのお客様だあ!」
ゴーストB「ゆっくりしていきなよ〜永遠に!」
『ゴースト、ですね』
デュース「関心している場合か!!」
エース「逃げるぞ!!」
感心する私を他所に2人はあのペンの様な物を取り出した。
茫然とする私をエースさんが引っ張り、反対方向へ走り出した。
**
何とかお化け達からは逃げられたけど、彼方此方にお化け達がいる。
『相手にしていた時間がかかりますね』
デュース「あぁ、先を急ぐぞ」
エース「偉そうに命令しないでくれない?大体、お前があんな馬鹿な真似しなきゃこんなことになんなかったのに」
デュース「元はと言えばお前が掃除をサボったのが原因だろう!」
エース「それを言ったら、最初にハートの女王の像を燃やしたのはこの毛玉だぜ!」
グリム「ふな゛っ!オマエがオレ様を馬鹿にしたから悪いんだゾ!」
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ALICE(プロフ) - モモカ🌼さん» ご指摘いただきありがとうございます!作者の確認不足が多いため誤字等多数ございます。そのたびに指摘していただき、本当に申し訳ないです!ご協力ありがとうございました! (2021年10月13日 21時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
モモカ🌼 - 序章の40話の「覗く」ですが、これは多分、「除く」の方だと思います。お話面白いので、無理のない程度に進めていってほしいです…………! (2021年10月8日 7時) (レス) @page42 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 閲覧ありがとうございます!ご指摘の部分を修正させて頂きました。ありがとうございます! (2020年9月13日 0時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - あわさん» 返信と修正が遅れてしまい、申し訳ありません!ただいま修正しました、ご指摘ありがとうございます! (2020年9月13日 0時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - はじめまして、読み始めたばかりですが楽しんでます。プロローグ33話で雨降って〜の地が時になってました。 (2020年9月12日 21時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年6月18日 3時