第五章 120_めっちゃ訛 ページ25
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デュース君に押され、エペル君は一歩前に出て、スゥーッと大きく息を吸った。
そして、次の瞬間、
エペル「そった急にめごぐなれって言われで、
なれるわげねーべよ!」
デュース「!!?」
『・・・おー』
大声は出るだろうと思っていたが、凄い鈍り口調が出てきた。
め、めごぐなれ・・・・・・か、可愛くなれって事かな?
エペル「わーの地元は、人間よりベゴの方が多いド田舎だし、
わーは農家の息子だや!
まんず訛んねーでしゃべるだげで精いっぱいだはんでな!
踊りだっきゃ、村の祭りと運動会のお遊戯でしかやったことねーんだはんで!
流行りの服だの、上品な仕草だの・・・
そったのわがるわげねっきゃ!」
デュース「・・・ベ、ベゴってなんだ?」
『さ、さぁ・・・?で、でも人間よりっていうことは人じゃないんだよね』
デュース「な、ナニを喋っているか・・・もう既に分からない」
エペル君が叫んでいる中、デュース君と共に困惑する。
そんな私達を置いて、エペル君は更に続ける・・・というかヒートアップしている気がスル。
エペル「つーがわーは、めごぐなりてぐねーんずよ!
わーは、逞しくて背たげくて、強い男さなりてーんだね!
ばっきゃろ〜〜〜〜!!!!」
「ばっきゃろ〜」を最後に、エペル君は叫ぶのを辞めて荒く息を吐き、「あ゛〜」とダミ声を吐き出す。そのあと、満面の笑みで「たげスッキリした!」と呟いた。
第五章 121_エペルの素→←第五章 119_僕も彼等みたいに デュースSIDE
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ALICE(プロフ) - ちりさん» ご理解いただきありがとうございます!ぼちぼちと落ち着いてきたので、亀ですが更新を再開していこうかなと思います!5章、面白かったですね!原作の面白さを崩さないように、書き進めていきますのでよろしくお願いいたします! (2021年1月31日 1時) (レス) id: 3f68f499ff (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ユナさん» 遅い返信ですが、ありがとうございます。この作品を呼んで少しでも元気を与えられていたら、とても感謝感激です。このご時世で色々と不安な事がありますが、少しでも気晴らしのようになればと思い、がんばっていきます。 (2021年1月31日 1時) (レス) id: 3f68f499ff (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - そうだったんですね!それはもう単位の方を優先してください!学生さんにとっては大事なことです◎!こんなご時世で色々と大変ですがどうかご無理をなさらずに!☆いつになってもゆっくりお待ちしております!5章も面白いのでまた楽しみにしてます! (2021年1月27日 7時) (レス) id: 8fda52038f (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - いつも楽しみに読んでいます!!この厳しい生活環境のなかaliceさんの作品でいつも元気を貰っています!!これからも更新をゆっくり楽しみにしながら待っています!!! (2021年1月16日 19時) (レス) id: eb6ad586eb (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ユナさん» 何度も読んでくださりありがとうございます!5章ラストどうなるか気になりますね!今後も更新続けて行きますのでお願い致します! (2021年1月6日 1時) (レス) id: 3f68f499ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年10月30日 1時