第五章 5_グレート・セブン ページ6
__オンボロ寮 自室
ハッと窓からこぼれる明るさで目を覚ました。
時間は7時、まだ全然間に合うな。
グリム「う〜っ、寒みィ〜!!布団にくるまったまま登校したい位なんだゾ」
隣から声が聞こえたと思ったらグリム君が寒そうに身を丸めつつ、起き上がる。
私はそんな彼の声に反応できず、ジッと鏡を見つめる。
グリム「どーしたんだ?ジッと鏡何て見つめて…。
そんな真剣にチェックしなくても、寝癖何てついてねぇ。それよか、朝飯にしよーぜ!」
『……うん。そうだね』
私は鏡から目を逸らし、朝食を作る為、グリム君と共に下に降りた。
**
__メインストリート
雪がまだまだ積もっているメインストリートまで行くと、いつもの2人の姿が見えた。
エース「おーっす、A、グリム。オハヨー」
デュース「おはよう、2人とも。今日は一段と冷えるな」
グリム「おうっす!おはよーなんだゾ!」
『…うん、おはよう』
2人に挨拶を返しつつ、私はメインストリートに飾られているグレート・セブンの石像の1つ…ポムフィオーレ寮のシンボルである女王の石像を見た。
間違いない…この人は、今日夢で見た……。
その石像をじっと見る為立ち止まると、
後ろからトコトコと歩いてきていたグリム君にぶつかった。
グリム「あいでっ!?急に立ち止まるんじゃねぇんだゾ!
オメーの足に鼻から突っ込んじまったじゃねぇーか!」
『ご、ごめんね』
エース「何?グレート・セブンの石像じっと見て。どーかした?」
エース君の言葉を耳に入れつつ、他の石像を見てみる。
ハートの女王の石像…リドル先輩がオーバーブロットする前に見た夢に現れた女王。
百獣の王の石像‥レオナ先輩のオーバーブロットする前に見た夢に現れた獅子。
海の魔女の石像…アズール先輩のオーバーブロットする前に見た夢に現れた。
砂漠の国の大賢者…ジャミル先輩のオーバーブロットする前にみた夢に現れていた。
この人達、全員…今までの夢に出てきた人達だ。
これも、オーバーブロットか何かと関係あるのかな…。
いや…あるのかもしれない…あの“影”のモチーフになった。
デュース「おい、A?突然ぼーっとして…具合でも悪いのか?」
グリム「コイツ、朝からちょっと変なんだゾ」
エース「えぇ?ホリデーの間に、なにかあったの?」
グリム「あ、いや…それは…」
エース君の言葉にグリム君が言い淀む。
第五章 6_ゴーストカメラ→←第五章 4〜In a dream 〜
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます!ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です!更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年9月14日 22時