第五章 42_ボーテ100点…? ページ43
ヴィル「今回、学園長に『ボーカル&ダンスチャンピョンシップ』に出場するメンバーのプロデュースを任されているわ。これより、選抜メンバーのオーディションを始めます」
ヴィル先輩の気迫によるものか、周りの生徒はゴクリとつばを飲み込み、緊張した面持ちだ。
ヴィル「ルーク、あとはお願い」
ルーク「ウィ。
ヴィル先輩に言われ、ルーク先輩は一歩前に出た。
ルーク「私はポムフィオーレの副寮長、ルーク・ハント。以後お見知りおきを」
グリム「あっ、オーディション受付係の変な奴だゾ」
『ポムフィオーレの副寮長だったんだ……』
ルーク「これから皆に課題曲を披露してもらう。
審査ポイントは歌唱・ダンスの2項目。オーディションは3人ずつ行うよ。
名前を呼ばれた人から、部屋の中へ入ってくれたまえ」
ルーク先輩がそう言い終えると、ヴィル先輩とエペル君が談話室から出て行った。
そしてルーク先輩により最初の3名が呼ばれる。
**
エース「なぁなぁA、妖精さん達に訊いて、中の様子どうなってんの?」
『えー、せこくない?』
デュース「そうだぞ、エース。自分の力で試さないと」
エース「いいじゃん。審査員の2人の感想とか聞きたいし」
『……うーん』
せこいなぁ…と思っていたら、掌に載っていた光のエルフが私の耳にコソコソ話をしてきた。
グリム「何ていったんだ?」
『…今の所、カリム先輩とジャミル先輩の評価がいいらしい』
エース「へぇ、やるじゃん」
『…けど、ルーク先輩。殆ど100点つけてるって』
デュース「ほ、殆ど100点…」
グリム「それ審査の意味あんのか?」
エース「じゃあ、カリム先輩とジャミル先輩の審査は…」
『はい、駄目。これ以上は本当に卑怯』
エース「チェー、ケチ」
光のエルフにお礼を言うと、彼女はニコリと笑い、私に光の粉をかけてくれた。
そしてシュンと姿を消す。
…しかし、見事にこの3人が残ったなぁ。
他のグループも終わって、私達が最後になるとは…狙ってる?
と思っていたらルーク先輩が私達を呼んできてくれた。
ルーク「エース・トラッポラ君、デュース・スペード君、グリム&Aくん。
まとめて入って来てくれたまえ」
『…え、あの私ただの付き添い何ですけど』
ルーク「ノンノン!彼らのヴィーナスでもある君がいれば、きっと彼らの力の糧になるさ!」
『…ヴィ、ヴィーナス…?』
第五章 43_サポートなんですけど…→←第五章 41_光のエルフの加護
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます!ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です!更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年9月14日 22時