第五章 16＿エペル ページ17
＿＿中庭
グリム「昼飯で腹一杯になった後の授業って眠くなるんだゾ〜」
『いつでも眠そうじゃない、君は』
エース「実験中にウトウトして魔法薬爆発させんなよな」
＿＿＿？？「ア〜〜〜♪アァ〜〜〜‥‥…」
すると、井戸がある方角から綺麗な歌声が聞こえてきた。
グリム「ふな？」
デュース「何だ、この歌？」
『綺麗な声だね』
そして声がした井戸の方へ向かってみる事にした。
＿＿＿？？「アァ〜〜♪ア〜〜〜…ア“ァッんガッ！オエッ！」
ところが綺麗な歌声が途切れて、凄い汚い声が聞こえてきた。
エース「な、何か急に汚くなったな」
「嗚咽しているね…喉に負担かかっているのかも」
エース「方向性そっちいくのね」
？？「めごく歌えで言われでも、わ、無理だじゃ…」
妙な癖が入った言葉を発した後、井戸の前にいた人影が此方に向かってきた。
？？「誰！？」
此方を驚いた様子で見る愛らしい顔つきの少年。
始業式の日にぶつかった…ポムフィオーレ寮の子だ。
ジャック君と同じクラスの…確か、エペルさん。
『その、邪魔してごめんなさい。歌声が聞こえたから…』
デュース「君は確か新学期最初に日メインストリートでぶつかった…」
エペル「あっ、……。あの日はごめんね」
デュース「いや、こっちこそ。えぇと…確かエペル……だったか？」
エペル「え？何で僕の名前を？」
『ジャック君から聞いたの。彼とは同じクラスなんですよね？』
エペル「うん。キミたちは、確かデュースクンとエースクン…それにグリムクンとAサン……かな」
グリム「おぉ、オレ様達を知っているとは。オレ様達も有名になったもんだゾ」
いや良い意味ではないと思うよ。
と、思っていたら「マジフト大会で面白かったから…」という不本意な覚えられ方をしていた。
エペル「あ、あの…Aサン。ハンカチ、ありがとう」
『え？…あぁ、別に気にしなくても大丈夫ですよ。安物ですし』
エペル「……何で、敬語？」
『あ、えっと殆ど初対面だからいきなりタメ口は失礼かな…って』
エース「考えすぎなんだよ、Aは。なー、エペル」
『君はなれなれし過ぎだと思うけど』
エペル「…うん。僕もタメ口だし、気にしなくても良いよ」
『そう？それじゃあ、エペル君って呼ぶね』
エペル「うん……あ、あのハンカチまた洗って還すから」
『そんなに気にしなくても』
半額セールで100マドルだったし。
第五章 17＿ヴィル・シェーンハイト→←第五章 15＿慰め役
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (
レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます！ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です！更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年9月14日 22時
