第五章 13_優勝賞金500万マドル ページ14
エース「『なお、大会で当校代表チームがファイナリストに選ばれた場合…‥メンバーに優勝賞金500万マドルを山分け致します。』……て」
「「「『ご、500万マドルを山分け！！？』」」」
クロウリー「そうなんですよ〜！豪華でしょう！？」
「「「『うわっ！びっくりした！！？』」」」
賞金の額にも驚いていた所、学園長が背後から現れ、更に声を上げる私達。
エース「学園長、いつも思うけど急に出てくんのやめない！？」
クロウリー「おや、失礼。脅かしているつもりはないんですが」
『いや、自覚あるでしょ…はぁあ、吃驚した』
ドクドクと音を上げる胸を撫であげ、一息つく。
クロウリー「オホン…。
この『ボーカル＆ダンスチャンピョンシップ』に500万マドルもの賞金が出る理由…‥それは沢山の企業がスポンサーとしてこの大会を支援しているからです」
何でもこのボーカル＆ダンスチャンピョンシップ…略して『VDC』は軽音部などが参加する大会とは違い、トップアーティストたちにとっては通過点と言えるイベントらしい。
そしてファイナリストには芸能事務所や音楽レーベルからのデビューの話が上がるとか…。
つまり、学園の名誉だけではなく、自分自身の未来すらも得られるミュージックバトル。
『スポンサーからしてみれば、スターの卵が産まれる可能性があるから…500万マドルは安いものだと』
クロウリー「そういう事です」
グリム「500万マドルがあれば一つ300マドルの高級ツナ缶がいっぱい買えるんだゾ！」
『賞金山分けでしょ？』
デュース「そうだぞ。
例えばチームが4人だとすると、一人……500÷4は……ひゃく、ひゃくさん…ん？」
暗算に苦労しているデュース君を苦笑いしつつ見る。
『125万マドルだよ、デュース君』
エース「300マドルのツナ缶なら4000個以上買える」
グリム「4000個！！」
『ツナ缶って…夢小さくない？』
でも125万マドルあれば、オンボロ寮の改善に大きくつながるのだが……いや、私も人のことは言えないか。
すると、足元にいたグリム君が私の肩まで登ってきた。
グリム「なあなあ、A！オレ様この大会に出たいんだゾ！」
『…ツナ缶4000個も食べきれないでしょ……それにオーディションに受からないと』
そもそも、これはグリム君や一般生徒が参加していいのかな？
と思っていたら、学園長が説明してくれた。
第五章 14＿オーディション→←第五章 12＿ボーカル＆ダンスチャンピオンシップ
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (
レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます！ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です！更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年9月14日 22時
