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第五章 20_粛清されるジャガイモ達 ページ21

…だが流石寮長クラス。
炎属性と草属性の魔法を使い、あっという間にエース君達の攻撃を抑える。

更に、魔法だけではなく体術も心得ているのか…身のこなしにキレがあり、素早い。
「ぐぇ」や「ぐはっ」などの声を出し、3人は芝生にしりもちをついた。


『グリム君!皆!』


慌てて彼らに駆け寄る。
グリム君なんて「ふなぁ〜」と嘆き声をあげていた。



ヴィル「全ての動きがドタバタしてて見苦しい。美しさがカケラも感じられない。
100点満点中5点。次から喧嘩を売る相手はよく選ぶことね」

エペル「ああっ…‥‥皆、僕のせいで…」

ヴィル「あら。アタシ、まるで悪役ね?でも…‥‥元はと言えば、エペル。ホリデー中にレッスンをサボってたアンタが悪いのよ。

『VDC』でファイナリストに選ばれる為にはまだまだ課題は山積み。
楽をして一番になれると思わないで。さぁ、行くわよ」

エペル「……はい」



顔も声も暗くしたエペル君はヴィル先輩の後についていく。


『エ、エペル君!』
エペル「……皆、またね…」


そう言い、去って行く彼の目尻には涙が浮かんでいた。
呼び止めたいが…しりもち突いた彼らを放って行くわけにも…と思っている間に2人は後者の中に入って行った。


グリム「ふなぁ〜…アイツ、結局連れて行かれちまったんだゾ」
エース「気分悪。この学園って、カンジ悪くないと寮長に慣れない決まりとかある訳?」
デュース「他寮の寮長に喧嘩売っちまうなんて…。
ローズハート寮長の耳に入ったら首を刎ねられるかもしれないな」





エペル『…………あんな大会、なくなっちゃえばいいのに』






あぁいっていた彼の表情…本気で嫌がっていた。
本心でコンテストに出たくないんだろう…。


デュース「『ボーカル&ダンスチャンピョンシップ』、か」
『…デュース君?』


デュース君はふと、呟いて考え込んだ表情を浮かべた。
…と、そのタイミングで鳴り出すチャイム。



エース「やべっ!?予冷なった!!」
デュース「あ、不味い!器材の準備をしていない!!」



慌てて私達は魔法薬学室へ走ったのだった。





__??「…………ふぅむ、なるほど………」





**





翌日の昼休み_体育館


エース「全ての動きがドタバタしてて見苦しい。美しさがカケラも感じられない」
グリム「100点満点中5点!…ッカ〜〜〜!!腹が立つんだゾ!」
『…‥今のってヴィル先輩の真似?』


似ていないなぁ……と思いつつ、苛々している2人を宥める。

第五章 21_学園唯一の女子→←第五章 19_怪力ゴリラ!?



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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます!ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です!更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2020年9月14日 22時

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