FAIRY GALA＿37 ページ38
カリムSIDE
ジャミルとレオナより一歩前に出て、俺はステップを刻み始めた。
上からヒラヒラと赤と白の花びらが舞う。
妖精【何てかろやかなステップ！
彼は風の妖精かしら？】
カリム「いい感じだ！」
ジャミル「ここで大技、ウインドミルからナインティ！」
ジャミルも笑みを浮かべながら、キレのあるステップを披露してくれている。
それでまた妖精達の反応が変わる。
妖精【体を地面すれすれで回転させて……
あんなに激しい振り付け、みたことがないわ！】
妖精【大迫力！もっと近くで見よう！】
妖精達が、俺達を見て、歓喜してくれている。
そして妖精の女王もジッとこちらを見入ってくれている。
やっぱ、喜んでもらえるのは凄ぇ嬉しいな！！
最高だ、ずっとここにいたい…ここで踊っていたい！
踊る事はやっぱり、凄ぇ楽しい！！
カリム「！」
ふと、視界の端にこちらを見るAが見えた。
目がキラキラ輝いている…俺達を見て、Aも楽しんでくれている。
カリム「っ…」
絨毯の上でAの笑顔を見た時の様な、胸の痛さが…熱さを感じる。
ずっと、その目で俺を映して欲しい。
俺の側にいて欲しい。
Aにはずっと…笑っていて欲しい。
俺は笑みを浮かべ、最後のターンを決めるステップをする。
ここまでのステップは全部完璧。
最後は、いつも失敗していた曲のラスト…！！
リズムに合わせて3歩進んだら、ターン……それでオレがバッとしゃがんだら‥…
ジャミル「！」
俺の動きに合わせて、ジャミルがバク転！！！
その動きは完璧に一致、ジャミルはバク転を決めた。
カリム「よし、息ピッタリだ！！」
ガッツポーズしたくなるのを必死に耐え、最後のポーズを決める。
俺はジャミルの方を見て、笑みを浮かべる。
カリム「見ろよ、ジャミル！
妖精達が立ち上がって、俺達に拍手してる！
ははっ、凄ぇ楽しいな！！」
ジャミル「……ふっ、まぁな」
いつもなら返してくれない返事を今回はぶっきらぼうだが返してくれた。
それが嬉しくて俺は笑みを浮かべる。
この光景が、俺達のランウェイが…
妖精達の、Aの記憶に残って欲しい。
ずっと、ずっと消えない様に＿＿＿。
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ALICE(プロフ) - キュキュさん» side storyの方でそれに似たリクエストを期間内に頂いていたので、作成次第、side storyにあげていきたいと思っています！作成までお時間を用いますので、少々お待ちください (2020年9月13日 13時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
キュキュ - リクエストをしたいのですが妖精の国に拐われて皆んなが助けに来る話が見たいです。 (2020年9月6日 1時) (レス) id: a0bbb5bb79 (このIDを非表示/違反報告)
優空(プロフ) - リクエストにお応えしてくださってありがとうございます！最高すぎてニヤニヤしながら読んでしまい、側から見たら変人になっていたと思います笑 これからも楽しみに更新を待っています！ (2020年8月26日 0時) (レス) id: 9350a6e84c (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - カルーアさん» 確認しましたが、本当に同じ文章が繰り返されていました！ご指摘ありがとうございます、只今修正致しました！ご不便をおかけいたしまして申し訳ありません、今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年8月7日 15時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
カルーア(プロフ) - コメントさせていただきました。これからも応援しています。更新頑張ってください！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 0fc594eb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月27日 3時
