FAIRY GALA＿28 ページ29
……＿＿
あれから暫く立ったがジャミル先輩が戻ってくる様子はない。
ヴィル先輩に自分の力で何とかしたいと言っていたから…答えを探しているんだろう。
『………ヴィル先輩、少しだけ外を探してきます』
ヴィル「アンタも気にしすぎねぇ…と言いたいけど、アタシもどうなっているか気にはなっていたから、見てきてあげて」
『はい』
未だしごかれているカリム先輩、レオナ先輩を背に、ボールルームを飛び出した。
＊＊
部屋を出るともう日は暮れていた。
時計を全然見ていなかったから分からなかったけど…もうこんな時間なのか。
『…‥ん？』
教室、廊下とジャミル先輩を探している時、中庭の方から…2つの声が聞こえてきた。
また妖精？と思ったが…男性の声だ。
しかし、その内の1つの声は、今私が探している人だ。
『…ジャミル先輩？』
誰かと練習しているのかもしれないから、そっと中庭を除く。
そして…光景に驚いた。
「「サンダー！！パンサー！！！」」
『……おぉ』
中庭にある井戸の前で、ジャミル先輩と……青い……燃えている髪？を持つ男の人が光る棒を両手に持って、振り回していた。
何か、見た事あるな…あの光景。
『あの曲って確か……“がけも”っていうアイドルの…』
同じクラスでアイドル好きの生徒が動画を見せてくれたことがある。
2人がやっているのは“打つ”というアイドルを応援する動作らしい。
凄い動きだな、ダンスみたいだ…。
ジャミル先輩はともかく、もう1人の男の人……
あのケルベロスの勲章は、イグニハイド寮のマークだ。
でも学内で会ったことがないな…先輩なのかな？
イデア「ジャミル氏！もっと腕を高く上げて！」
ジャミル「は、はい！」
さっきまで随分と悩んだ顔をして、暗い面持ちだったのに…。
まぁ、今の顔も大分困惑しているようだけど………けど、何か楽しそうだな。
必死に取り組めているというか…。
ヴィル先輩に様子を見てきてと言われたけども、あのままでいいかもしれない。
自分で答えを出すと彼が言ったんだから。
『邪魔しないであげよう』
誰だか知らないけど、あのイグニハイド寮の人にお任せするとするか。
そう考え、私はボールルームの方へ戻って行った。
ジャミル「…？…A？」
イデア「ジャミル氏！もう1パターンを覚えるとは見事ですぞ！次は2パターン目もいきますか？」
ジャミル「！…はい！お願いします！」
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ALICE(プロフ) - キュキュさん» side storyの方でそれに似たリクエストを期間内に頂いていたので、作成次第、side storyにあげていきたいと思っています！作成までお時間を用いますので、少々お待ちください (2020年9月13日 13時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
キュキュ - リクエストをしたいのですが妖精の国に拐われて皆んなが助けに来る話が見たいです。 (2020年9月6日 1時) (レス) id: a0bbb5bb79 (このIDを非表示/違反報告)
優空(プロフ) - リクエストにお応えしてくださってありがとうございます！最高すぎてニヤニヤしながら読んでしまい、側から見たら変人になっていたと思います笑 これからも楽しみに更新を待っています！ (2020年8月26日 0時) (レス) id: 9350a6e84c (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - カルーアさん» 確認しましたが、本当に同じ文章が繰り返されていました！ご指摘ありがとうございます、只今修正致しました！ご不便をおかけいたしまして申し訳ありません、今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年8月7日 15時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
カルーア(プロフ) - コメントさせていただきました。これからも応援しています。更新頑張ってください！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 0fc594eb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月27日 3時
