FAIRY GALA＿10 ページ11
グリム「ひぃ！？Aが凄ぇ、怖ぇ奴に絡まれてんだゾ！！
ジャミル！お前が連れてきたから何とかしろ―！！」
ジャミル「ヴィ、ヴィル先輩。Aはあくまでサポートですし…」
ヴィル「素人がアタシの美のチェックを邪魔しようというの？」
ギロッと止めようとしたジャミル先輩を睨むヴィル先輩。
ひっ！？というジャミル先輩達の声が聞こえた気がした。
もう誰でもいいから止めて…‥。
と、思っていたらグイッと背後から引っ張られる。
助かった…と思ったら頭の上に重みが……レオナ先輩の顎だ。
レオナ「コイツをいじめていいのは俺だけだ。とっとと要件だけ話せ」
『…いや、誰の特権でもないんですけど、それは』
ヴィル「何よ、今大事な話を…」
クルーウェル「シェーンハイト。お前の疑問は最もだが、我々がここに呼ばれたのは、
Aをコーディネートする訳じゃない。
その質問は、フェアリーガラが終わった後に残しておけ」
ヴィル「…それもそうですね」
いや、ぜひ忘れて頂きたい。
私はレオナ先輩の顎をどかして、彼の背に隠れる。
「失礼ね」とヴィル先輩は不満そうな顔をするけど、今までの流れから見て当然だろう。
ヴィル「まぁ良いわ……ともかく、
女王の……いえ、会場中の視線を釘付けにし、その間にティアラを奪う
……名付けて��ティアラも視線も独り占め大作戦��！
絶対に成功させるわよ！！」
レオナ「……帰りてえ」
『……まんまな作戦名』
ヴィル「何？」
ギロッと美しい紫の瞳が此方を見たので、慌てて背筋を伸ばす。
『い、いえ！何でも！』
カリム「ハハハ！ヴィルとAは仲がいいな！」
『今の流れでどこどう見たらそうなるんですか！！』
隣でにこやかに笑うカリム先輩に言い放つ。
やっぱり、ちょっとズレてる、この人。
クルーウェル「よし。ではまず全員、衣装合わせだな」
ラギー「衣装合わせ？ショーに出ないオレ達もッスか？」
クルーウェル「潜入する際に、妖精に扮することは変わらないだろう？
フォーマルな場にその薄汚れた毛並みのままうろつくのは、俺の仔犬にふさわしくない」
『……薄汚れた毛並み…』
酷い言われようだ。
クルーウェル「喜べ。
会場の中で一番エチゾチックで一番美しい衣装を……この俺が！！！！！
見立ててやろう！」
凄い上機嫌だ。
とんでもない人を読んで来たな、ジャミル先輩は。
ジーッと彼を見ると「俺を見るな」と言われ、顔を背けられた。
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ALICE(プロフ) - キュキュさん» side storyの方でそれに似たリクエストを期間内に頂いていたので、作成次第、side storyにあげていきたいと思っています！作成までお時間を用いますので、少々お待ちください (2020年9月13日 13時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
キュキュ - リクエストをしたいのですが妖精の国に拐われて皆んなが助けに来る話が見たいです。 (2020年9月6日 1時) (レス) id: a0bbb5bb79 (このIDを非表示/違反報告)
優空(プロフ) - リクエストにお応えしてくださってありがとうございます！最高すぎてニヤニヤしながら読んでしまい、側から見たら変人になっていたと思います笑 これからも楽しみに更新を待っています！ (2020年8月26日 0時) (レス) id: 9350a6e84c (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - カルーアさん» 確認しましたが、本当に同じ文章が繰り返されていました！ご指摘ありがとうございます、只今修正致しました！ご不便をおかけいたしまして申し訳ありません、今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年8月7日 15時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
カルーア(プロフ) - コメントさせていただきました。これからも応援しています。更新頑張ってください！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 0fc594eb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月27日 3時
