少女1人 ページ1
身長はみんなより小さい。
体重は平均よりやや重たく、でも見た目は細い。
顔は平々凡々。可もなく不可もなく
頭は弱い。
性格は一言で天真爛漫
世界が望む長女とは正反対
長い黒髪を揺らし一人でまたポツリと呟いた
『あ〜…神になりたい…』
屋上。学校のフェンスの向こう側に足を出して座る。
一歩間違えば落ちてしまう。
落ちてしまったら落ちてしまったでいい。
そこで私のゲームのような人生はゲーム・オーバー
しかし、いつまで立ってもそのような事は起きず、渋々フェンスをまた登り、そのまま屋上の扉へと進んだ。
『何やってんだろ。私。』
ポツリと呟いた少女に応えるのは
「ホントですよ…」
彼女のイマジナリーフレンドだった。
彼女の微笑みにまたため息をつき
「お母さんに怒られんじゃないの?」
『あー、だった。』
早く帰るように唆す。
渋々と立ち上がり教室に戻る。
誰もいないボロボロの教室にメガネをつけて、荷物を持って
『あ、屋上の証拠隠滅…』
とまた荷物をおいて屋上に向かってしまう。
彼女は思春期真っ只中
悩みに悩んだ末捻くれた子になった。
彼女の名前はA。
過去にこの少女シリーズを手がけるMARと呼ばれる少女シリーズの小さな世界の小さな神様である。
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