286話 夢の中-過去の記憶- ページ36
チョロ松side
(起きてるかな…?)
ダイアルを回し終え、通知音が鳴っている。
電話口:デカパン「もしもし、デカパンラボダス」
(起きてたんだ…。)
チョロ松「もしもし、夜分遅くに失礼いたします。チョロ松です」
電話口:デカパン「おお、チョロ松!どうしたダス?」
チョロ松「今夜、ユメデアエールを使うんだ。今はカラ松兄さん達がみゆきさんを部屋に送っているから、もう使っているかもしれないけど…」
電話口:デカパン「そうダスか!ワスもユメデアエールを飲んで、ダヨーンと一緒にみゆきさんのご両親や大学の学生会館の館長さんと寮母さんにご挨拶するダス」
(ダヨーンも夢の中に来るのかよ…。)
チョロ松「う、うん。わかった」
電話口:デカパン「じゃあ、後で夢の中で会うダス!」
電話が切れた。
チョロ松「…ったく」
僕は受話器を置き、みゆきさんの部屋に行くことにした。
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カラ松side
みゆきちゃんが寝床に入ってからユメデアエールを飲んでもらうと、ぐっすりと眠ってしまった。
母さんが布団をかけた後、みゆきちゃんの頭を優しく撫でた。
みゆき「パパ…。ママ…」
カラ松「みゆきちゃん…」
お父さん「部屋を出ようか」
俺達はみゆきちゃんの部屋を出ることにした。
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チョロ松side
みゆきさんの部屋の前に来たら、みんなが出て来て父さんが静かに襖を閉めたところだった。
チョロ松「みゆきさんは?」
お母さん「薬を飲んで、すぐ眠ったわ」
チョロ松「そっか」
お父さん「部屋に戻ろう」
僕達はそれぞれの部屋に戻ることにした。
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no side
みゆき「パパ…。ママ…」
みゆきは左手首にブレスレットをして眠っている。
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みゆきside(夢の中)
私は小学1年生の姿で教室の中にいた。
沙織「みゆきちゃん!」
沙織ちゃんは少し離れた所で手を振っていた。
みゆき「沙織ちゃん!」
私は走って沙織ちゃんの所に向かった。
沙織ちゃんの所に行くと、姿が消えてしまった。
(えっ…?)
誰かの足音が聞こえて来た。
(だ、誰…?)
教室のドアが開くと、中学の制服を着た成田氷室〈なりた ひむろ〉がいた。
氷室の他に小学校1・2年生の時に同じクラスだった佐藤青葉〈さとう あおば〉と小泉北斗〈こいずみ ほくと〉、中学2年生から同じクラスの岩瀬風雅〈いわせ ふうが〉と高橋隼人〈たかはし はやと〉と如月紫苑〈きさらぎ しおん〉の5人も中学の制服を着ていた。
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作者名:よっちー | 作成日時:2017年6月12日 22時