絆-おそ松さんの世界にトリップ-パート2 (ページ43)

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93話　『おそ松さん』の世界・6日目ページ43

みゆきside

みゆき「ふあ～あ…」

みんなと出かけるのが楽しみで、いつもより早く目が覚めてしまった。
昨日カラ松からもらったブーケがなくなっていたことに気付いた中、誰かが襖をノックした。

みゆき「はーい」

返事がなかったので、不安になった。

みゆき「誰なの？」
一松「…一松ですけど。開けてもいい？」
みゆき「は、はい…」

(誰かと思ったよ…。)

一松は襖を開けた。
いつものパーカー姿ではなく、スーツ姿だった。

みゆき「えっ…。一松！？」
一松「…うん、そうだよ。みんなで、ご飯食べて着替えた」
みゆき「えっ！？みんな、もう起きてご飯も食べて着替えたの？」
一松「…うん。早く着替えてご飯食べなよ」
みゆき「うん…」

一松は襖を閉め、この場を離れた。
状況がよくわからなかったが、とりあえず布団を上げた。

みゆき「…ということは、みんなスーツ着てるってこと…？じゃあ、いつものパンツスタイルはまずいか…。あっ、そうだ！」

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トド松side

僕達は久しぶりにスーツ姿になった。

おそ松「久しぶりにスーツ着たよね！」
カラ松「フッ、みゆきちゃんの前ではまだ着たことがなかったよな」
十四松「みゆきちゃん起きたかな～？」

一松兄さんが襖を開けて戻って来た。

一松「…みゆきちゃん、今起きたところだって」

一松兄さんは襖を閉めて部屋に入った。

チョロ松「僕達、起きるの早過ぎたんじゃない？」
トド松「確かにね…。こんなに早く起きるのも珍しいよね」

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みゆきside

私は着替えて食卓に来たら、朝ご飯が置いてあった。
トト子ちゃんと初めて会って、トト子ちゃんが選んでくれたチェックワンピースを着た。
そこへお父さんとお母さんが来た。

お母さん「みゆきちゃん、おはよう」
お父さん「おはよう」
みゆき「おはよう！」
お母さん「あら、そのワンピースは？」
みゆき「前にトト子ちゃんが選んで買ってくれた物だよ」
お母さん「よく似合ってるわよ」
みゆき「ありがとう！」

本当はもう1着あるのだが、その1着はカラ松が倒れて入院した時に着ていた服だったので敢えて着なかった。

≪カラ松が…。カラ松が…≫
≪うん、聞いてるよ…≫

お母さん「みゆきちゃん？」
みゆき「あっ！いただきまーす」

私は朝ご飯を食べ始めている。

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トド松side

僕はスマートフォンでハタ坊が教えてくれたフォトスタジオを検索して、みゆきちゃんに似合うウェディングドレスを見ている。