67話 カラ松、照れる ページ17
おそ松side
カラ松「そ、そうか…。みゆきちゃんも元気そうでよかった…。父さんは?」
おそ松「今、先生と話してるよ」
十四松「カラ松兄さんも、みゆきちゃんのことが大好きなんだね」
カラ松「なっ…!」
カラ松は明らかに照れていた。
カラ松「ま、まあ…。気が付いたら、みゆきちゃんのことを考えているな…」
おそ松「みゆきちゃんが元の世界に帰るまでの間だけでも付き合ったらいいんじゃないの〜?お兄ちゃん応援するよ〜」
カラ松「い、いや…。俺はそこまで考えてないぞ…」
誰かが病室のドアをノックした。
カラ松「は、はい!」
病室のドアが開くとトト子ちゃんと父さんがいた。
トト子「おはよ〜!みんな!久しぶりね!トド松くんからのメールでカラ松くんが今日退院するって聞いて、来ちゃいました!」
おそ松&カラ松&十四松「トト子ちゃ〜ん!おはよ〜!!」
お父さん「今、戻ったぞ。カラ松、おはよう」
カラ松「父さん、おはよう!」
トト子ちゃんと父さんが病室に入って来た。
トト子「カラ松くん、退院おめでとう!」
トト子ちゃんはカラ松にオレンジ色などの暖色系の花が入った小さなブーケを渡した。
カラ松「ありがとう、トト子ちゃん!」
トト子「今日はみゆきちゃん、来ていないのね」
おそ松「ああ、今日はちょっとね…」
十四松「トト子ちゃん、この後は何か用事あるの?」
トト子「特にないけど…。帰ったら、みんなでゆっくり過ごしたらいいんじゃないかしら」
カラ松「…トト子ちゃん。あの時は迷惑かけて、すまなかったな…」
トト子「ううん、あの時は疲れもあったから仕方がないわよ。じゃあ、みゆきちゃんによろしくね!」
そう言って、トト子ちゃんは帰って行った。
十四松「かわいい花だね!」
おそ松「そういえばみゆきちゃんって、何色が好きなんだろう…」
カラ松「……」
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みゆきside
みゆき「お母さん、できたよ!こんな感じでいいかな?」
お母さん「そうね、上手よ」
稲荷寿司が完成した。
チョロ松「みゆきさん、本当上手だね」
みゆき「えへへ…」
炊飯器のアラームが鳴った。
お母さん「じゃあ、チョロ松。みゆきちゃんと食卓でおにぎりを作っていてくれないかしら?」
チョロ松「うん、わかったよ」
チョロ松は炊き立てのご飯が入った炊飯器を食卓に持って行った。
みゆき「お母さん、小鉢と海苔とラップある?」
お母さん「海苔とラップはここにあるわよ。小鉢は食器棚よ」
みゆき「はーい」
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作者名:よっちー | 作成日時:2016年9月14日 19時