50話 カラ松とトド松、泣く ページ50
チョロ松side(回想の続き)
チョロ松「カラ松、もしかして…。その子を助けてケガを…？ちょっと待ってて！」
僕は背負っていたリュックを下ろし、緑色のバンダナをカラ松の右腕に巻いた。
カラ松「え？」
チョロ松「一緒に帰ろう」
僕はカラ松に声をかけてから、リュックを背負った。
カラ松「ありがとう。チョロ松」
チョロ松「どういたしまして」
僕は笑顔で答え、カラ松と一緒に帰ることにした。
---------------
トド松side(回想)
チョロ松兄さんが橋本にゃーちゃんのライブに出かけた日、カラ松兄さんがケガをして帰って来た。
カラ松＆チョロ松「ただいま」
カラ松兄さんとチョロ松兄さんはみんながいる居間に入って来た。
トド松「お帰り…。カラ松兄さん、どうしたの！？」
カラ松「ああ、ちょっとな…」
トド松「それにチョロ松兄さんは、にゃーちゃんのライブに行ってたんじゃなかったの？」
チョロ松「う、うん。ちょっとね…」
カラ松「トド松。すまないが、2階の部屋で手当てしてくれないか？今、手を洗って来る」
トド松「う、うん」
チョロ松「僕も行くよ」
カラ松兄さんとチョロ松兄さんは手を洗いに行った。
一松「…クソ松さ、右腕にチョロ松兄さんのバンダナ巻いてたよね」
十四松「何か、あったのかな？」
僕は救急箱を持って、廊下で待つことにした。
カラ松兄さんと合流して、2階の部屋に向かった。
カラ松兄さんは襖を開けて先に入って座り、僕が最後に入って襖を閉めて座った。
トド松「バンダナ外すよ」
カラ松兄さんの右腕に巻かれているバンダナを丁寧に外して、消毒液を取り出した。
カラ松兄さんはジャケットを脱いだ。
トド松「ちょっと、しみるよ」
カラ松「いっ…！」
僕はカラ松兄さんの傷の手当てをし始めた。
カラ松「痛い思いなんて、俺一人で充分だ」
カラ松兄さんは涙を流した。
トド松「もう少しで終わるからね」
カラ松「最近、合コンには行っていないのか？」
トド松「え？うん…」
僕はカラ松兄さんの右腕にガーゼを当てて、サージカルテープを十文字に貼った。
トド松「できたよ。痛む？」
カラ松「大丈夫だ。ありがとう」
トド松「このバンダナ、チョロ松兄さんのでしょ？カラ松兄さんがケガして帰って来るなんて、何があったの…？」
カラ松「すまないが、俺の口からは言えない」
トド松「そうやってさ…。いつも一人で抱え込んで、つらい思いしなくてもいいじゃない…」
僕も涙が出て来た…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「トリップ」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よっちー(プロフ) - 黒バイさん» そうです。その通りです。（笑） (2017年10月29日 19時) (
レス) id: 5c2aba33ec (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ - アニメの声優さん中村悠一さんと沢城みゆきさんですか？主人公の名前の (2017年10月29日 19時) (レス) id: e0c016b9ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よっちー | 作成日時：2016年8月9日 10時
