絆-おそ松さんの世界にトリップ-

30話　六つ子と一人っ子 ページ30

no side

電話口：カラ松「悪いな。トド松…。昨日はお前達のこと、“顔も見たくない”と言ってしまって悪かった…。またお前達に傷つけられるのが怖かったんだ…」
おそ松「いや、悪いのはお前を傷つけた俺達だ…。前にお前が入院したのを知った時はみんなで見舞いに行きたかったけど、かえってお前のことを傷つけると思って会いに行けなかった…。本当にごめん…」
おそ松以外「ごめんなさい！！」

おそ松達と電話口のカラ松はしばらく黙ったままだった。

トド松「あっ、ごめん。スマホの電池が切れそうだから、また後でかけ直すね」
電話口：カラ松「フッ、奇遇だな。俺の方も…」

トド松と電話口のカラ松の携帯の電池が切れた。

トド松「充電しなきゃ〜…」

トド松はスマートフォンを充電している。

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チョロ松side

チョロ松「ん？」

僕は外の景色を見ていると、母さんとみゆきさんがタクシーを降りているのを見つけた。

チョロ松「母さんとみゆきさんだ。どうしたんだろう？」
チョロ松以外「えっ？」

僕は1階に向かった。

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no side

チョロ松「お帰り！どうしたの？」

玄関先には松代とみゆきがいた。

お母さん「ただいま。みゆきちゃん、ちょっと疲れちゃったみたいだから早めに病院を出て来たのよ」
チョロ松「えっ、大丈夫？みゆきさん」
みゆき「うん…」
お母さん「手を洗ったら、布団敷いて来るわね」

松代は靴を脱いで洗面所に向かい、みゆきは靴を脱いで上がった。

チョロ松「カラ松兄さんと何かあった？」
みゆき「えっ…」

みゆきは涙を流した。

チョロ松「みゆきさん？」
みゆき「ごめんなさい！！」

みゆきは涙を拭ってから、洗面所に向かった。

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チョロ松side

おそ松兄さん達が玄関先にやって来た。

トド松「みゆきちゃん、また泣いてたね…」
十四松「僕達のこと、嫌いなのかな…？」
一松「…嫌いだったら、卵焼き作ってくれるわけないよ。僕達はみゆきちゃんの好きな食べ物や好きな色…。何も知らないよ…」
チョロ松「あ！そういえば、みゆきさんが来た次の日に部屋に行って少し話をしたら“一人っ子”だって言ってたよ」
トド松「一人っ子かぁ…」

母さんとみゆきさんがやって来た。

おそ松＆一松＆十四松＆トド松「お帰り〜」
お母さん「ただいま。今、布団を敷くわね」
みゆき「うん…」

母さんとみゆきさんは部屋に行った。
僕達はしばらくしてから、みゆきさんの部屋に向かった。

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