絆-おそ松さんの世界にトリップ-

21話　芽生える恐怖心 ページ21

一松side

おそ松達「いただきまーす！！」

みんなで海苔の卵焼きを取って食べた。

十四松「海苔の卵焼き、おいしいね！」
一松「…おいしい」
トド松「こんなおいしい卵焼き、初めて食べたよ」
チョロ松「海苔と卵がよく合うね」
おそ松「すげーおいしいよ！みゆきちゃんが作った卵焼き、カラ松にも食べさせてやりたかったな〜！」

おそ松兄さんの一言で、みんなが黙ってしまった。

おそ松「ごめん」

おそ松兄さんはビールの缶を開けて飲んだ。

おそ松「ぷはーっ！うめー！」
トド松「おそ松兄さん…」

チョロ松兄さんは漬け物を黙って食べている。

十四松「みゆきちゃん、かわいくなったよね」
一松「…うん。惚れ直しちゃうよね」
みゆき「えっ？」

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カラ松side

俺は夕食を済ませて、精神安定剤を飲んだところだ。
前に入院した時はケガの治療だけで、薬はケガの痛み止めくらいだった。
退院した後、恐怖心が芽生えた…。
「また、あいつらに同じことをされるんじゃないか」って…。

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みゆきside

おそ松「ごちそーさまでした」

おそ松は立ち上がって、そのまま2階に行った。

十四松「おそ松兄さん、待ってよ！」

十四松はおそ松の後を追い、トド松は自分とおそ松と十四松の食器を片付け始めた。

みゆき「ご馳走様でした」
一松「…みゆきちゃん。片付けは僕達がやるから、休んでて」
みゆき「えっ、でも…」
一松「…いいから、いいから」
みゆき「う、うん…」

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no side

おそ松「は〜あ…」

おそ松は酔っぱらって部屋の床に寝転んだ。
そこへ十四松がやって来た。

十四松「おそ松兄さん、風邪ひくよ」
おそ松「あ、ああ…」

おそ松はソファーに移動し、十四松は布団を敷き始めた。

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みゆきside

チョロ松と一松とトド松が台所で後片付けをしている。

お父さん＆お母さん「ただいまー」

そこへお父さんとお母さんが帰って来て、買い物袋を持っていた。

みゆき「お帰りなさい！手伝うよ」
お母さん「じゃあ、お願いしようかしら」

お母さんが持っていた買い物袋を受け取り、お父さんも買い物袋を持って来た。

お母さん「ご飯は食べたの？」
みゆき「うん」

私とお父さんは買い物袋を台所のテーブルの上に置きに行った。

お父さん「みゆきちゃん、かわいくなったね」
みゆき「あ、ありがとう…」

私は照れながら答えた。

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