15話 「助けて…」 ページ15
no side
十四松「へぇ〜、すごいね！僕達有名なんだ〜！！」
みゆき「私は観てないんだけど、大学の同じ学科の子達が話しているのを聞いたことがあるの」
十四松「じゃあ、元の世界に戻ったら僕達のことテレビで観てね！」
みゆき「うん、わかった」
トド松のズボンのポケットに入っているスマートフォンが鳴った。
トド松「あっ」
トド松はスマートフォンを取り出すと「非通知」と表示されていた。
トド松「誰かな？」
トド松は電話に出た。
トド松「もしもし…」
電話口：おそ松「あっ、トド松か？」
トド松「うん！」
電話口：おそ松「今、救急車の中にある専用電話を借りて電話してるんだ。搬送先は赤塚病院」
トド松「赤塚病院ね…。わかった。それで、カラ松兄さんは？」
電話口：おそ松「まだ眠ったままだ」
トド松「そっか…。わかった。タクシー捕まえて、病院に向かうね」
電話口：おそ松「うん。待ってる」
おそ松は電話を切り、ため息をついた。
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おそ松side
あの日、俺達はカラ松に対して物を投げつけた。
その後、この赤塚病院に運ばれて入院していたことを後で母さんから聞いた。
当然、父さんと母さんからこっぴどく叱られた。
数日経って退院して帰って来たカラ松に対して俺達はもちろん謝った。
カラ松は「別にいいんだ、気にするな」と笑顔で言っていた。
だけど、次の日から銭湯とご飯の時以外は俺達を避けるようになった。
---------------
no side
救急車が病院に到着してから30分ほど経った。
おそ松とチョロ松と一松は病衣を着せられた状態で眠っているカラ松の様子を見ていた。
カラ松「みゆきちゃん…。助けて…」
カラ松は涙を流した。
一松「…クソ松。毎晩のように同じ夢見て同じこと言ってるんだろうな…。みゆきちゃんがここに来てから、みゆきちゃんの名前を言うようになって…」
病室のドアが開き、松代とカラ松の担当医が立っていた。
おそ松「母さん…」
担当医「カラ松さんのご家族の方、診察室でお話をお伺いしてよろしいですか？」
おそ松「は、はい…」
おそ松達は病室を出て、担当医と一緒に診察室に向かった。
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カラ松side
カラ松「ん…」
俺は目を覚まし、ゆっくり起き上がった。
(ここは…。病院…？さっきカフェを出たら、トド松が追いかけて来て…。それから倒れたのか…？)
なぜか、涙が出て来た…。
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よっちー(プロフ) - 黒バイさん» そうです。その通りです。（笑） (2017年10月29日 19時) (
レス) id: 5c2aba33ec (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ - アニメの声優さん中村悠一さんと沢城みゆきさんですか？主人公の名前の (2017年10月29日 19時) (レス) id: e0c016b9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よっちー | 作成日時：2016年8月9日 10時
