アズール君とメイドさん 短編集 【リゼロ】×【ツイステ】

IFルート　奇跡も魔法もあるんだよ　その１　（乃亜さんリクエスト）　 ページ45

IFルート 監督生は布教する と同じ時間軸です！

頭を空っぽにして読んでください！
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突然だが、監督生はアニオタである




数々のアニメを知り、キュアキュアなものからバイオレンスな物までオッケーという許容範囲がデカいアニオタであった




なので、ツイステッド・ワンダーなんとかに来るまでは毎日録画したアニメや推しの出る神回を目に焼き付けたりなどしたものだった




そう、『毎日』見ていたのである




それがある日突然、異世界召喚☆されて右も左もわからないまま流され続けるとどうなるか




結果はご覧の通りである






「うぉぉぉぉおおおお！！誰か、誰か俺にアニメを恵んでくれぇぇぇえええ！！！！！そう、例えば今現在俺の隣で乙女ゲーして新しい扉を開き始めてる先輩とかぁぁぁぁ！！！」




「待って監督生氏。拙者は画面の前の『ルルちゃん』に今、この究極の二択を迫られてるから。終わったら、構ってあげるから取り敢えず拙者の背中を蹴らないで。痛い、地味に痛い」




例え自室に入り浸るようになった後輩にゲシゲシと構ってちゃんをされても、イデアは真顔で画面をマジマジと見つめているのだ




「う〜ん。やはり、此処は水族館デートですな。これでこの子も拙者にイチコロっすわ」




「現実で女のコとまともに喋れない芋先輩がなんか言ってる」




「酷くない？拙者のメンタルズタボロ。オマケにルルちゃんにデート断られたし」




後輩に笑われた挙げ句、画面上からもNOと言われてしまったイデアは肩をすくめた




しかも断り方が地味に悲しい「えっ…えっと、二人じゃ気まずいし、その…他のみんなとも一緒に行かない？」という遠回しにお前と二人きりは嫌という言葉であった




これにより、イデアは床のラグに額をごっつんとさせて屍となったのだ




そんなイデアの背中を今度は人差し指でツンツンする後輩にイデアは声だけで返事をする




「何？拙者は今傷心中なのでほっといてほしいのですが…」




くぐもった声に監督生はまぁまぁと言って彼にこう呟いた




「言ったでしょ？アニメ見たいって。だから、また一緒に作りません？俺の故郷のアニメでも屈指の名作ですから」




名作と聞いてガバっと勢いよく起きたイデア




「なるほど。…して、そのアニメの名前は？」




「はい。魔法少女○どか☆マギカって言うんですけど…」




そして、女のコが出てくるけど地獄のアニメが解禁されるのであった

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