IFルート 風邪気味メイドさん その３ ページ37
アズールは怒ったようなでも、何処か悲しそうな何とも言えない表情を零した後に、奮い立つかのようにジェイドに告げる
「…ジェイド。今日のラウンジは僕が抜けたときのシフトでお願いします。勿論、後日には対価を支払いますので」
その言葉を聞いて目をパチパチとしたあとにふふ…と口元を緩めてジェイドは笑う
「承知しました。くれぐれも、レムさんの事をお願いしますね」
「えぇ〜！！俺は？俺もレムの世話するしぃ！」
寮長と副寮長の会話に割り込むように不貞腐れながら『俺もやる〜！』と言って聞かないフロイド
そんなフロイドにため息を付いてアズールは呟く
「お前まで抜けたら、ラウンジがまわらないだろ。それにフロイド。…レムに怒られたいのか？」
「げぇっ……それは勘弁だけど」
以前、仕事をサボった罰として黒いオーラを出したレムに絞められた事を思い出したフロイドは青ざめる
『あら、フロイド君。アズール君の采配を無視して何処に行くおつもりですか？何処に？？』
あれはヤバかった
レムはアズールの予定が他者によって狂わされる事を死ぬ程嫌う
その為、フロイドは毎回餌食になっていた
そんな『やだぁ〜』と嫌嫌と駄々をこねるフロイドにジェイドは『おやおや…困りましたね』と言葉とは相反して楽しそうな表情にアズールは面倒臭そうにして
「…ジェイド悪ノリするな。お前からもこの愚弟に言ってやりなさい」
「僕は『兄』という訳では無いのですが。そこの所は勘違いしないで頂きたいですね」
何故か押しの強い『兄』という言葉にアズールは遂に面倒になって会話を放棄する
「……もう、何でも良いです。取り敢えず、任せましたよ」
「おやおや…」
「…ちぇ…アズールのケチ」
頬を膨らませて呟くフロイドにアズールは彼女を連れてスタスタと歩く
取り敢えずは医者に見てもらわないと
まあ、学内ならクルーウェル先生でも良いかもしれない
そう思う中でアズールはフロイドに応える
「何とでも言え」
「…守銭奴タコ」
「…フロイド、後で覚えてなさい」
アズールは根に持つタイプであった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「……間違い無く風邪だな。疲労が溜まって引いたのだろう。風邪薬を出そう」
学内の保健室にて現れたクルーウェルの診断にやはりそうかとアズールはホッと息をついた
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乃亜(プロフ) - 個人的に、ほむほむ推しなので、イデア寮長がほむほむ推しになってくれたら嬉しい (2021年3月28日 13時) (
レス) id: b60b5d5449 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 遅くなりましたが、まどマギ1話見ました〜！あれは、地獄ですよ…（経験者は語る） (2021年3月23日 8時) (レス) id: b60b5d5449 (このIDを非表示/違反報告)
未月 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月15日 19時) (レス) id: 2a27e87c15 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - 夜海さん» コメントありがとうございます。リクエスト承りました！順番にリクエストを消化していくので、もう少しだけお待ち下さい(*´ω｀*) (2021年2月28日 19時) (レス) id: d578b282eb (このIDを非表示/違反報告)
夜海 - もしレムがヴィルの使い魔になったらを書いてください (2021年2月27日 19時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶん | 作成日時：2020年10月14日 21時
