アズール君とメイドさん 短編集 【リゼロ】×【ツイステ】

IFルート　幼児化メイドさん　(夜海さんリクエスト） ページ25

この話は本編のレムの幼少期に関する事が描かれるので、ネタバレは見たくないと言う方は要注意です！


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


それは、ある日突然起こった









「つまんねぇ…何か面白い事起きねぇかなぁ」





欠伸をしながら、虚ろな目をするフロイド






魔法薬学の演習に『体が小さくなる薬』を作っていた





だが、彼がこんなチマチマした作業に耐えられるはずもなく、開始５分でこの通りであった





「あぁ〜もう、こんなの全部一気に入れればいいじゃん！」





その為、このつまらない作業を終わらせるべく、そこらへんにあった材料を片っ端から入れていくという暴挙に出た





その様子を青ざめた目で見ていた、フロイドと組んでいた２年生のスカラビア生は危険と思い、即座に離れる





そして、一人の怒声が響いた





「batboy！！フロイド・リーチ！！貴様、手順通りにもまともに入れられないのか！」





この授業の監督者であるクルーウェルは、苛立った様子で遠くにいたフロイドに対して叫ぶ





「だって、めんどくせぇんだもん…。それに、この方が面白そうだしぃ♡」





フロイドはどんどんと手順から外れ、全く別の物が出来上がっていく





「駄犬め…！」





クルーウェルはツカツカとフロイドに歩み寄りろうとした





その時だった





ガラッと教室の扉が開いて、ある人物の声が室内に響く





「クルーウェル先生、持って来ましたよ」





それは、鈴のような声をした可愛らしいメイドのレムだった





それを見た、クルーウェルがフロイドからその魔法薬を取り上げて、レムの持って来た物を受け取ろうとした





だが





「あ〜♡ねぇねぇレム〜これ見て〜！」





「こら！フロイド・リーチ、待て！」





そのクルーウェルの静止を無視したまま、魔法薬を見せるために、レムの元に駆け足で駆け寄るフロイド





その様子に目をぱちくりさせるレム





だが、それがいけなかった





「……あっ…ヤベ！！」





フロイドはつま先を引っ掛けて体が傾く





普段のフロイドでは決してしないようなミス





だが、今日のフロイドは絶賛不調だ





「…っフロイド君！」





レムは咄嗟に前に出て、約２メートルを受け止める




「…ギリギリ〜ありがとぉレム」





フロイドの感謝の言葉に誰かが溜息をついたときだった





「おい…魔法薬はどうした？」





「…あれぇ？」





パシャっ…と何か被った音がした

IFルート　幼児化メイドさん　その２→←IFルート　声優さんは同じでしょ？　その３　end

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す