存在しなかったかのように ページ16
リドルの言葉にリクは耳を傾ける
「…あの砂糖についてだ。今回の事件の根本的な話だね」
「あっ……どうなりましたか？その、犯人とかは……」
リクは少し言いにくそうに声を小さくした
そんな、リクにリドルは腕を組んで答える
「…それが、犯人らしい人物は見つからないらしいんだ。学園長に頼んで、学園側にも調べてもらっているが、それらしい人物も見つからない。
…まるで、初めから居なかったかのように」
「えっ……？そんな事ってあるんですか？！…っ…すみません…」
予想外のリドルの発言にリクは声を荒げそうになって慌てて自身の口を塞ぐ
「…察しが良くて助かるよ。どうやら、学園長が事を公にしたくない様だったから…余り人前では言えないんだ。全く、一体学園長は何をお考えなのか…はぁ…」
「ゔわぁ…そうなんですか。確かにあの人なら言いそうですね」
リクはここ数週間で見て来たクロウリーの人柄を思い出した
マジでやるから否定できないのだ
現にリクはその被害者でもある
リクが嫌そうな顔をしているとそれを見ていたリドルは視線を移し、近くの時計を見る
「おや、もうそろそろ授業開始の５分前だ。……長々と付き合わせてしまって悪かったね。授業に向かおうか。
……その……リク」
顔を紅くして、リクの様子を伺いながら呟くリドルにリクは表情を柔らかくした
「……リドル先輩。…はは…嬉しいです。リドル先輩に名前で呼んで貰えるなんて」
リクの表情にリドルは少しだけ口を酸っぱくして告げる
「…こ、後輩が名前で呼んでくれるなら、僕もその誠意に応えるべきだろう？…その、嫌だったかい？」
自信が無さそうに下を向くリドルにリクは首をブンブンと振った
「…いいえ。最近じゃあ、グリムと不本意だけど学園長位しか呼んでくれないので、どんどん呼んでください！」
「そ、そうか！じゃあ、改めて…リクと呼ばせてもらうよ。その…これからも、よろしく頼む」
やっぱり照れて下を向いてしまうリドルにリクは笑いかける
「はい！リドル先輩！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
そして、後日
「こんにちは、リク君」
「…ご無沙汰しています、監督生さん」
「レムと…えっと？」
オンボロ寮にレムと先日共闘した…？銀髪の男が現れた
「なんのご用で…？」
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Sena(プロフ) - きゃぁぁぁ！更新ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！更新頑張ってください！ (2022年6月18日 12時) (
レス) id: 61121e16fc (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - 成り代わり＋クロスオーバーものですか！？すっごく好きです！！現在は更新なされていないようですが、もうなさらないのでしょうか？更新が再開されること、願っています！！ (2021年11月23日 16時) (レス) @page30 id: 61121e16fc (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - レムちんが出てきてもう感激しております！レポートにテストに忙しいと思いますが気をつけてください！（体調など） (2021年2月3日 0時) (レス) id: baa494e620 (このIDを非表示/違反報告)
huran875(プロフ) - ここまでイッキ読みさせてもらいましたが、レムちゃんのポジションも素敵で、ツイステとリゼロのストーリーの同時進行を書くもの上手すぎて、面白さに震えてます……更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってください！ (2021年1月7日 22時) (レス) id: eabf6e44ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶん | 作成日時：2021年1月2日 19時
