７７☆ ページ37
数年ぶりにできた私の彼氏は今までの彼氏と比べて数倍…
いや…数十倍は甘い。
比べるのはいけないってわかってるし、比べる対象もたったひとりだけだし参考にはならないのかもしれないけど…。
それにやっぱり年が7、8コも違うっていうのも、和也くんをそうさせてるのかも…。
それとも世の中の女の子はこんなに甘やかされてるのだろうか…？
それとも元彼が冷たかったのだろうか…？
「山岸せんせー。終わったんだけど？」
「え？は、はい！」
いけないいけない…
今は仕事中だった。
二宮せん…和也くんとは週末にデートをして、夜は電話かLINE。
会えば手を繋ぎ、顔中にキスを降らせ、甘い言葉を吐きまくり…
電話やLINEにもやっぱり甘ったるい言葉が並ぶ。
そんな付き合いをしている中、学校は期末テストの真っ最中で。
ここところはあまり保健室に来なかった飯田くんが、今日は保健室で試験を受けている。
しかも化学のテスト…。
「飯田くん？まだ時間はあるから退席せず待機して？」
「えー…これで最後だから帰りたかったのに。」
「ダメです。決まりは決まり。残った時間で見直しして？」
「必要ないよ。二宮に簡単すぎんだよって言っといて？」
チラリと見たけど私には難しく思える問題だったけど…。
やっぱり日本のトップ大の現役合格を期待される生徒。
私とは頭の構造が違う…。
「飯田くん？『二宮先生』…ね？」
「ね？山岸せんせーは何て呼んでんの？付き合ってんでしょ？」
「二宮先生です。」
「嘘だー。ベッドでそう呼ばれたら男は萎えると思うけど？あ、もしかしてそういうプレイ？」
ダメ…
飲まれて負けちゃダメ。
教師として毅然と…
「ね？保健の先生でしょ？子供の作り方とか女の身体とか色々教えてよ？」
向かいの机に座る私に向かって手を伸ばすから、それを避けて…
「飯田くん。テスト中よ？無駄口きけるなら教室戻って。」
私なりに毅然と対処したつもり…。
「…何で？」
そう呟いて唇を噛み締めた飯田くんは、机の上でギュッと拳を握り締めて、その手を震わせてる。
「飯田くん？」
どこか体調が悪いのかと、席を立ち座ってる飯田くんの横に立って顔を覗き込んだ。
その瞬間には飯田くんの腕が私の背中に回り、
「何で二宮なの？何で俺じゃないの？俺だって二宮に負けないくらい好きなのに…。」
キツく抱きしめられた。
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たか(プロフ) - お話の続きを楽しみしています♪次回の更新までに時間が掛かっても待っていられる程、幸せな気持ちにして頂いています。そして、次回更新までに時間が掛かると知らせて下さる、しおななさんのお気遣い、見習いたいと思います☆ (2017年2月4日 9時) (
レス) id: d67dc24aa9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ☆ミ(プロフ) - しおななちゃん、更新ありがとうございます♪ 気になるところではあるけれど、ちゃんと待ってるので大丈夫です(*´ 艸｀)たのしみにしてるね♪ (2017年2月4日 8時) (レス) id: 7140f0bb04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 美紀さん» 初めましてありがとうございます。こちらこそ読んで頂けるだけでありがたいので、これからもお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - ヒロ☆ミさん» こちらこそありがとう。誹謗中傷したり自分の我儘押しつける事してもその自分もきっと楽しめないだろうしね。みんな仲良く楽しく妄想しましょうと提案してみただけです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - おーちゃんさん» 急いのにありがとう。ここでは大人しくいますよ？(笑)私が本気で言っちゃったら大変な事になるので(笑)みんな仲良く楽しく過ごそうねぇ〜っていうのを優しく提案してみたよ。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年11月1日 17時
