キミの笑顔は誰のもの?

バカな先輩 ページ5

私は授業に出たい気分じゃなくなったから、先生に体調が悪いと言って保健室にきた。




加奈は一緒にいようか?と言ってくれたけど、1人になりたかったから断った。






ｶﾞﾗ


｢失礼します｣


シーン



先生いないの?




先生いないけど寝ちゃお!



私はベッドに寝ころんだ。






そしたら、さっきの田中先輩に対しての反応をした玉森先輩の顔がよぎった。



｢うっ…ﾋｯｸ先輩〜(泣)｣


私って、どんだけ先輩が好きなの…







なんで先輩を好きになっちゃったんだろう…


こんなにも恋が辛いとは思わなかった……





私は30分くらい泣いた後、疲れて寝てしまった。


裕｢…ちゃん、Aちゃん!｣



ん?先輩の声?



いや…そんなわけない…



私の夢だ



裕｢Aちゃんたっらーー!!!｣


｢うわあ!｣



誰!?



｢せ、先輩!｣




裕｢俺何回も起こしたんだよっ!!｣


｢え、何回も?｣


裕｢うん何回もっ!｣


｢先輩なんでここに私がいるって分かったんですか?｣




裕｢Aちゃんに用事があったから、教室に行ったら加奈ちゃんが保健室にいるって言ったから｣




｢そうですか…で、用事って?｣


裕｢えっとね?///｣



照てるって事は田中先輩の事かな…




裕｢田中が明日誕生日で一緒に誕プレ選んでくれない?｣


｢イヤですっ!私ヒマじゃないんで!!｣




私に何で頼むかなぁ…


ヒドい言い方かもしれないけど、田中先輩なんかの誕プレなんて選びたくなんかない




裕｢いいじゃん!ね?お願い(上目遣い｣



上目遣いで見たってダメなんだから!


裕｢ウルウル(上目遣い｣


｢うっ…｣


はぁ…



｢分かりましたよ…｣

裕｢ヤッター♪｣




さすがにウルウルも混ざると負けてしまいました…


てか、普通保健室にいる人に頼むか?


体調が悪いからいるのにさ


でも、そんなバカなのが玉森先輩か(笑)



｢ただし、早く選んでくださいよ!｣


裕｢うん^^｣



先輩は私の大好きな笑顔で返事をした。









前にも言ったけど、この笑顔で好きになった……

誕プレ→←強がってるだけ

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