黄色い狐さん【セ/ン/ラ】 (ページ11)

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＊お酒ページ11

「Aちゃん大丈夫…？」

『大丈夫ですよ、慣れてるのでｗ』

そういって浦田さんたちを玄関まで見送る。帰った後は…もちろんあれをしなくてはならない。

『センラ、起きて』

「やだぁ」

『やだじゃないって。あぁあ、もう抱きつかないで！！』

酔ったら抱きつく癖はいつ直るのだろうか…。実際メンバーにもやってるらしいし…。でも一番気にしてるのは会社とかの飲み会的なのでめちゃ酔っぱらって女の人に抱きつく…なんてことしてしまわないだろうかってこと。

流石にそこまで酔っぱらわないだろうけど…。

『起きてったら…うぎゃ！』

なんとも可愛らしくない声を上げてソファーに倒れこむ。抱きついていたセンラがソファーにバサッと私を…押し倒したのかこれ。

『せ、センラ。ねね、寝るなら寝室行かないと、風邪ひく…ん？』

するとそのまま私の方に体ごと預けてくるセンラ。う”、重い…。

『何してんの…』

「A抱いてたら寒くない…風邪ひかない…からここで寝る」

『ちょっと！…あー、遅かった…』

止めようとしたときにはもう遅くて私の肩に顔を埋めて、そのままスヤスヤと眠ってしまった。
…まぁ、私もちょっとバタバタしてたし、今日ぐらい…いっか。

私はセンラをギュッと抱いてそのまま眠りに落ちた。

、

「…諦めてどーすんのよ」

そういって体をゆっくりと持ち上げる。俺の下には気持ちよさそうに寝ているAがいた。
…可愛い。

起こさないようゆっくり立ち、Aを抱える。所謂お姫様抱っこという奴やな。
そしてそのまま寝室へ行ってベッドへゆっくり寝かす。俺もそのまま隣に寝る。

「おやすみ…」

無防備すぎるAの唇にそっと口づけをした。