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おとなりさん＊41 ページ6
A『ん？』
あっ！！！！
やっちゃった……
かずだと思いすぎて、
私が食べようとして口に運ぼうと思ってた
スプーンにのってるオムライスを
差し出してた。
A『あっ、…ごめん！
かずと同じようにしてた』
そういって
大倉君に差し出したスプーンを
戻そうとしたら、
大「……えぇよ。
Aちゃんがええならもらう。」
そう言って
私が右手に持ってたスプーンをとって
食べ始めた大倉君。
ちょっ、…ちょっとまって。
これって
間接キス…っ！
かず相手だとそんなこと考えないけど、
相手が大倉君ってやばいよっ！
また藤沢さんとかに見られたら
何言われるかわかんないっ……
そんなこと考えながら
周りをキョロキョロ見渡す。
うん。
誰も見てない。……はず！
その光景を食べるのをやめて、
ガン見する安田君とみか。
………。
数秒の沈黙が長く感じる
大「……めっちゃ美味しい！
はい。ありがとう」
そういってスプーンを返してくる大倉君は
いつもの王子様スマイル。
これは、やばいよ……
A『…うん！どういたしまして。』
何事もなかったかのように
明るく返事したけど、
隣に座ってるみかをチラッと見たら
ニヤニヤしながら私を見て
オムライスを食べ始めた。
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作者名：サリー | 作成日時：2016年4月13日 15時
