幼馴染みのあいつ*k.nino*2 (ページ34)

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おとなりさん＊69..side.N ページ34

和「…雅紀ってさ、

好きな子とかいんの？」

相「えっ!?俺？

…。

俺はAちゃんが好きかな！」

しばらく考えてから、

ポロっと爆弾発言。

え？

そうなの…？

和「えっ……まじで……？」

相「…うそ！(笑)」

和「はぁ？」

相「もし俺がAちゃんのこと

好きって言ったら、どんな反応するかなーって

思って(笑)

そんな怒った顔しないでよ♪」

はぁ…。

なんだよそれ。

驚いたけど、

それより…安心した

もうこれ以上ライバルを

増やさないでくれよ…。

相「この前Aちゃんと一緒に

帰ってきた、大倉ってやつ。

気を付けた方がいいよ。

絶対あいつもAちゃんのこと

好きそうだし！」

…分かってるよ

一番やっかいなやつ。

和「これから、登下校

Aと一緒に行かせてくれ。って

頼まれた。」

相「はぁ!?なにそれ？

…で？にのはなんて答えたの？？」

和「…Aに聞いてくれって…。」

相「はぁ？

何言ってんだよー！

そんなのどうぞ！って言ってるような

もんじゃん！！」

和「…Aもあいつと行きてぇかも

しんないし…。

俺なんかより、

イケメン野郎が隣にいる方が…」

相「じゃあAちゃんが奪われてもいいの？」

そんなの嫌に決まってる。

誰にもとられたくない。

和「……嫌に決まってんじゃん、

でも、何がAの為になるのかわかんねぇ。」

相「にのはどうしたいの…？」

いつの間にか、カレーのスプーンを

置いて、真剣に聞いてくれてる雅紀。

和「…俺は、好きだけど…

俺のこの想いのせいで、

今までのAとの関係を壊したくない。」

この想いが届かなくても、

幼馴染みっていう特別な場所に

いられるんなら､、

相「にのらしくないっ。

一番Aちゃんのことわかってんの

にのじゃないの？

そんなんで壊れるような関係じゃないでしょ！」

こんなネガティブな俺に

雅紀は新味になって

怒ってくれて、感謝してる。

和「…ありがとな。」

それから俺と雅紀は

無言のまま、

ご飯を食べ始めた。