幼馴染みのあいつ*k.nino*2 (ページ33)

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おとなりさん＊68..side.N ページ33

相「もー、にのー！！」

A達が食堂を出てってから、

雅紀が、ずっと俺に文句を言ってくる。

相「いくら幼馴染みでも、

あんな態度とったらAちゃんが

可哀想じゃん。」

…分かってるよ。

自分でもなんであんな態度とるのか

わかんねぇ…、

Aのこと好きだって気付いてから、

Aにどんな態度で

接したらいいのか…

なんて喋りかけていいのか……

意識すればするほど

俺は何もできない。

そんなの、

カッコ悪すぎて言えるはずがない……。

相「…せっかくAちゃんと一緒に

ご飯食べれると思ったのにな～…。」

和「…なんだよ、それ。」

相「だって！にのの幼馴染みだったら

俺ももっと仲良くなりたいじゃん！

ほんと、にのがうらやましいよ～。

あんな可愛らしい幼馴染みがいてさ。」

和「…十分仲良いだろ？」

相「にのと比べたら俺なんて

Aちゃんからしたら、

ありんこだからね!?」

和「なんだよっ。ありんこって…(笑)」

雅紀らしい例えかただけど､、

相「…で？

何があったの？」

さっきとうって変わって

真剣な顔で聞いてきた。

和「…何ってべつに…。」

相「にの。Aちゃんのこと

好きなんでしょ？」

なんでこの人は時々

図星をついてくることを言ってくるんだろ。

和「……。」

相「やっぱり！

否定しないってことは

そうってことだよね！」

こういうところはほんとにするどい。