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おとなりさん＊60..side.N ページ25
大「ならええけど、
…でさ、」
まだあんのかよ…！
大「これからAちゃんと一緒に
登校したいんやけど、ええかな？」
和「…は？」
それはつまり毎朝Aと
一緒に学校に行くってこと…？
大「今日も一緒やなかったらしいし、
別に約束しとる訳やないんやろ？」
和「…まぁ。そうだけど…」
大「いつも一緒に登校してたっぽいし
一応二宮君に許可もらお。思て、
ええよね？」
何言ってんだよ
ダメに決まってんだろ。
…そう言いたいのはやまやまなんだけど、
俺には拒否する権利はない。
和「…Aが良いって言うなら…」
Aは拒否するかもって
淡い期待をよせながら言った。
大「ほんま？
良かったわ！二宮君拒否る思てたから！
ありがとう！」
そう言って俺に初めて笑顔を見せる、
男の俺でも
こんな笑顔見せられたら女は惚れるだろうな。
って思うほどで……
無性に不安が募ってくる
そりゃ、Aも俺なんかより
こいつと一緒にいたいに決まってるよな…
今の俺、すげーネガティブ…
この時は、その一言を言ったことで、
あんなに後悔するなんて思わなかった。
俺はバカだった…
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作者名：サリー | 作成日時：2016年4月13日 15時
