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Aside.
少しして、先輩がシャワーから戻ってきた。
濡れた髪が手伝って、色気を爆発させてる。
北「乾いた?髪。」
「…あっ、はい、ありがとうございました。」
北「ん。俺も乾かそ。」
そう言ってドライヤーをかけ始めた。
この後どうなるんだろうと考えると、緊張してしまってうまく話せなくて
髪を乾かした先輩がドライヤーを片付けて、隣に座った。
北「Aー?」
「はい…。」
北「ちょっとこっち向いて。」
…あぁもうやばい。心臓が持たない。
ゆっくり隣を向くと、こっちを見てからふっと笑った先輩。
北「んふ、やっぱ俺はこっちのAも好きー。」
“ 化粧してるのも可愛いんだけど。”
頭を撫でながら目を細めてる先輩
……そうだ、今私すっぴんだった。
「あの、あんまり見ないでください…」
恥ずかしくなって両手で顔を隠すと、
北「なんでよ、俺はこっちの方がよく知ってんじゃん。」
そう笑って、両手を剥がされる。
北「……かわい。」
両手を持ったまま、おでこに落とされたキス。
目の前の先輩を好きな気持ちが溢れて
でもこの状況は恥ずかしすぎて
おでこが熱くて
もう何が何だか…
北「顔真っ赤。(笑)」
そう言いながら、今度は頬に降りてきた温もり。
短く音を立てて離れると
明らかにさっきまでとは違う目で
至近距離で見つめられて
時が止まったみたいに視線が逸らせなくて。
握られてた両手を先輩の首に回すように導かれて、それに戸惑う間も無く重なった唇。
向かい合って顔を近づけては
遊ぶように短いキスを繰り返す先輩。
ドキドキし過ぎておかしくなりそうなのに、離れたくない気持ちがどんどん出てきて、自分が自分じゃないみたいで。
合間に先輩を見つめると、ぎゅーっとキツく抱きしめられて、長いキスが始まった。
「 …んっ///」
口の中の温度が全部伝わるような感覚に、意図しない声が漏れて、それが恥ずかしくて仕方ない。
しばらくしてから唇を離すと、私をもう一度ぎゅーっとして
北「…よし、そろそろ寝よ!」
そう言って立ち上がった。
その間もずっとうるさい胸の音。
手を引かれて寝室へ行くと、ベッドに私を座らせて頭にぽん、と手を置いた先輩。
北「…俺あっちで寝るから、なんかあったら呼んで?」
って。
……え?
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ななこ(プロフ) - こたえあわせ、めちゃくちゃ好きで何回も読み返してます!もし良かったらこの話のAfterstory的なもの書いて欲しいです…! (2021年3月25日 1時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ぷにぷにさん» お返事遅くなってすみません!兄のきもち、楽しんで頂けてよかったです(*^^*)鈍感かと思いきや、1番鈍感じゃない、っていう雄平さん。(笑)遅くなりましたが、移行しましたのでそちらも是非読んで頂けると嬉しいです! (2019年7月22日 2時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに(プロフ) - 兄目線、面白いです!!2人を見てきたお兄ちゃん……続き待ってます! (2019年7月15日 12時) (レス) id: 8e7e67402b (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - piroponcandyさん» 長いことお付き合い頂いてありがとうございました!(笑)おまけもつけてみたので、ぜひ読んでくださいね◎ほんと、主人公羨ましい。(笑) (2019年6月23日 17時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ぷにぷにさん» コメントありがとうございます!!本当ですか〜(;_;)そんな風に読んでいただけていて、すっごく嬉しいです…!おまけも更新したので、ぜひそちらも読んで頂ければ(*^_^*) (2019年6月23日 17時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2019年2月23日 23時