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ページ38

Aside.




少しして、先輩がシャワーから戻ってきた。


濡れた髪が手伝って、色気を爆発させてる。




北「乾いた?髪。」



「…あっ、はい、ありがとうございました。」


北「ん。俺も乾かそ。」


そう言ってドライヤーをかけ始めた。




この後どうなるんだろうと考えると、緊張してしまってうまく話せなくて



髪を乾かした先輩がドライヤーを片付けて、隣に座った。






北「Aー?」




「はい…。」





北「ちょっとこっち向いて。」




…あぁもうやばい。心臓が持たない。




ゆっくり隣を向くと、こっちを見てからふっと笑った先輩。





北「んふ、やっぱ俺はこっちのAも好きー。」





“ 化粧してるのも可愛いんだけど。”




頭を撫でながら目を細めてる先輩





……そうだ、今私すっぴんだった。



「あの、あんまり見ないでください…」


恥ずかしくなって両手で顔を隠すと、



北「なんでよ、俺はこっちの方がよく知ってんじゃん。」




そう笑って、両手を剥がされる。









北「……かわい。」




両手を持ったまま、おでこに落とされたキス。



目の前の先輩を好きな気持ちが溢れて

でもこの状況は恥ずかしすぎて

おでこが熱くて

もう何が何だか…




北「顔真っ赤。(笑)」





そう言いながら、今度は頬に降りてきた温もり。

短く音を立てて離れると
明らかにさっきまでとは違う目で
至近距離で見つめられて
時が止まったみたいに視線が逸らせなくて。




握られてた両手を先輩の首に回すように導かれて、それに戸惑う間も無く重なった唇。




向かい合って顔を近づけては
遊ぶように短いキスを繰り返す先輩。



ドキドキし過ぎておかしくなりそうなのに、離れたくない気持ちがどんどん出てきて、自分が自分じゃないみたいで。




合間に先輩を見つめると、ぎゅーっとキツく抱きしめられて、長いキスが始まった。





「 …んっ///」



口の中の温度が全部伝わるような感覚に、意図しない声が漏れて、それが恥ずかしくて仕方ない。





しばらくしてから唇を離すと、私をもう一度ぎゅーっとして









北「…よし、そろそろ寝よ!」




そう言って立ち上がった。




その間もずっとうるさい胸の音。





手を引かれて寝室へ行くと、ベッドに私を座らせて頭にぽん、と手を置いた先輩。






北「…俺あっちで寝るから、なんかあったら呼んで?」



って。









……え?

*→←*



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ななこ(プロフ) - こたえあわせ、めちゃくちゃ好きで何回も読み返してます!もし良かったらこの話のAfterstory的なもの書いて欲しいです…! (2021年3月25日 1時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ぷにぷにさん» お返事遅くなってすみません!兄のきもち、楽しんで頂けてよかったです(*^^*)鈍感かと思いきや、1番鈍感じゃない、っていう雄平さん。(笑)遅くなりましたが、移行しましたのでそちらも是非読んで頂けると嬉しいです! (2019年7月22日 2時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに(プロフ) - 兄目線、面白いです!!2人を見てきたお兄ちゃん……続き待ってます! (2019年7月15日 12時) (レス) id: 8e7e67402b (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - piroponcandyさん» 長いことお付き合い頂いてありがとうございました!(笑)おまけもつけてみたので、ぜひ読んでくださいね◎ほんと、主人公羨ましい。(笑) (2019年6月23日 17時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ぷにぷにさん» コメントありがとうございます!!本当ですか〜(;_;)そんな風に読んでいただけていて、すっごく嬉しいです…!おまけも更新したので、ぜひそちらも読んで頂ければ(*^_^*) (2019年6月23日 17時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nico | 作成日時:2019年2月23日 23時

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